FIA、予選不参加のマノー・マルシャに事情聴取
FIAは、マノー・マルシャがF1オーストラリアGP予選に出走できなかったことについて調査している。

昨季終盤、財政難によってチーム破綻に直面したチームだが、新たな投資家を見つけ、マノー・マルシャはなんとかメルボルンに乗り込んだ。

しかし、管財人の管理に置かれている際に売却に向けてコンピューターのデータを全て消去されており、ソフトウェアをゼロから準備しなければならなかった。

そのため、マノー・マルシャは、フリー走行に参加することができず、14日(土)に実施された今年初の予選セッションにも参加できなかった。

FIAは声明の中で「チーム代表者が20時(日本時間18時にスチュワードへ報告することを要請する。スチュワードは、2月20日にFIAより書簡を受け取ったにもかかわらず、当該チームが2015年オーストラリアGP予選に参加できなかった理由を説明する供述書の提出を求める」と述べている。

マノー・マルシャはウィル・スティーブンスとロベルト・メルヒをレースドライバーに起用しているが、ルーキーの2人はいずれもまだマシンをドライブしたことがない。

そんな状況もあり、パドックでは、マノー・マルシャは単に2014年の賞金を得ようとしただけではないかとの噂も囁かれている。

事実、マノー・マルシャは、マシンを走らせるために大量の作業に取り組んでいると主張するものの、例えば、パドックの“消灯令”の例外を求めるワイルドカードを使っておらず、オーストラリアで燃料供給すらないとも言われいる。

Auto Motor Und Sportは、マノー・マルシャが、週末を通してノーズとフロントウィングのアッセンブリーがひとつしかなかったと報道。

ただ、ジョン・ブースはこれを否定している。

「懐疑論は理解できる」

「しかし、走るつもりがなくてここに来たのであれば、40人のスタッフを連れてくることもなければ30tもの機材を持ってくることもなかっただろう。そして、ピレリやフェラーリなどのサプライヤーに対する義務を完全に果たす必要もなかったはずだ」

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カテゴリー: F1 / マノー / マルシャ