F1 リバティメディア
F1プロモーター協会が、F1の商業権保有者であるリバティペディアのスポーツへの対応と方向性に異議を唱える声明を発表した。

F1カレンダーに掲載されている匿名の16のグランプリの代表者で構成されるF1プロモーター協会は、1月28日(月)にロンドンで集会を開き、リバティメディアの手法に対する一連の懸念を表明した。

声明のなかでF1プロモーター協会は、F1の無料放送からの脱却は重要な問題のひとつであると強調。英国では2019年シーズン以降、F1放送はSky Sports F1が独占放送することが決定している。

「ファンがコンテンツや放送への無料アクセスを失うことは、スポーツの長期的な利益にはならない」とF1プロモーター協会は声明で述べた。

また、リバティメディアが新しいイベントを確保するために使用している手法、新しいイニシアチブを巡るレースプロモーターとの“関与と明確さ”に対する懸念も表明した。

「F1における新しいイチシアチブには明確さが欠如しており、その実施についてプロモーターとの関与が欠如している。協会は将来の開催地に適用される代替ビジネスモデルに奨励されてはいるが、新しいレースは既存のイベントを損なうように導入されるべきではない」

「我々が何十年にもわたって宣伝してきたスポーツの新しいシーズンに入ったら、プロモーターはチャンピオンシップを発展させ、F1とFIAとのパートナーシップの精神において経験と専門知識を提供する機会のためにより協調的なアプローチを求めていく」

F1イギリスGPのプロモーターであり、シルバーストン・サーキットの代表であるスチュワート・プリングルは、マイアミGPに関する計画の延期への懸念を特に強調。

「どうやらマイアミは無料での開催契約を得ているようだ」とスチュワート・プリンブルは Daily Mail にコメント。

「そのような契約は誰とも結ばれていない。少なくともオースティンの人々は、開催料を稼ぐために懸命に働いている」

「誰もが不機嫌だ。リバティの考えはまとまっていない。我々はこれまで静かに遵守してきたが、今それを運営している人たちのもとでは、スポーツの将来の健全性について大きな懸念を抱いている」

「このようなことが続き、仮にそうなったとすれば、F1は2流のサーキットでレースをすることになるだろう」


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カテゴリー: F1 / リバティ・メディア