F1マイアミGP
F1は、2019年にF1マイアミGPを開催する計画を断念。2020年のカレンダー入りを目指すことになった。

当初、マイアミ市委員会は7月26日(金)にレース開催に関する決定を行う予定だったが、先週、地元住民の反対を受け、議論は9月まで延期されることが発表されていた。

F1マイアミGPの計画は、2019年10月に初レースを開催し、2029年までの10年間の契約に加えて、さらに10年間延長するオプションも検討するという具体的な案が出されていた。

F1のマネージングディレクターを務めるショーン・ブラッチズは7月23日(月)に声明を発表。2019年のF1マイアミGPの開催は断念し、2020年の実現を目指していくと述べた。

「過去数カ月間、我々はマイアミにグランプリをもたらすという野望を実現するために、プロモーターであるRSE Venturesのステファン・ロス、マイアミ市、マイアミ・デイド郡とともに懸命に努力してきた。そして、我々は大きな進歩を果たしてきた。だが、これは複雑な交渉である」とショーン・ブラッチズは述べた。

「我々の優先は2019年にマイアミでレースを行うことだったが、時間内にファン、ドライバー、チームのために最高のホイール・トゥ・ホイールのレーシングエクスペリエンスを提供することは可能ではなくなるポイントが常にあった。現在、我々は2019年にマイアミでレースをすることが懸念されるそのポイントに達した」

「だが、我々は長期的な視野で考えており、マイアミ当局との議論した結果、我々は2020年シーズンにF1マイアミGPを初開催することを目指し、夏の後半まで契約交渉を延期することを決定した」

当初公開されたIMSA、CART、フォーミュラEで使用されたマイアミのダウンタウンの要素を取り入れたF1マイアミGPのレイアウトは非難の的となっており、ショーン・ブラッチズは、F1はサーキットレイアウトに完全に納得できないままで2019年の契約を急ぐ意志はなかったと明かした。

「我々は、マイアミの人々、ファン、そして、毎年世界中でF1を観戦する18億人の人々のために、最高のレースを提供することを妥協することはないと常に言い続けてきた。契約のためだけの完璧ではないレーストラックで締結するよりも、2020年まで待つことの方がはるかに望ましい」

「このプロセスのすべての段階で、我々はマイアミ市、マイアミ・デイド郡、マイアミ港、Bayfront Parks Management、住民、企業と積極的なコラボレーションと協力を楽しんできた。それらの議論の結果、我々はトラックレイアウトの要素などに耳を傾け、プランを適応させてきた」

「我々は米国、特にマイアミでの展開にコミットしている。10月にF1ファンフェスティバルを開催することでこの象徴的な都市に我々の素晴らしいスポーツをもたらし、ファンを魅了し、興奮させることを楽しみにしている」

2019年のF1カレンダーは、契約が満了するドイツGPが外れ、20戦で開催される組み立てられると考えられている。

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