小林可夢偉 インタビュー:2011年 F1日本GPへの想い
小林可夢偉が、日本人唯一のF1ドライバーとして、東日本大震災に見舞われた母国への現状、そして2011年のF1日本GPへの想いを語った。
可夢偉、現在の日本を状況をどのように感じていますか?
3月にニュースが届いたあと、災害状況は深刻化していきましたが、これまでの日本の回復具合は見事だと思います。それは日本が海外から多くの援助をして頂いたおかげですし、日本人が非常に強く、お互いに助け合い、支えあってきたからでもあります。もちろん、まだ道のりは長いですが、進展は目を見張るものがあります。
F1が鈴鹿に行くことは国や人々にとって良いことだと思いますか?
それは間違いないです。グランプリは日本で非常に大きなイベントですし、みんなや国にとって非常にポジティブなことです。それにレースは国際的な認知をもたらしてくれます。みんなをハッピーにしてくれますし、彼らはF1をとても楽しみにしています。国は震災に見舞われましたが、だからこそ、僕たちは以前と同じようにレースをします。
3月11日に地震と津波のニュースを聞いたときは、どのような気持ちになりましたか?
その日はバルセロナで新車をテストしていました。実施、プレシーズンテストの最終日でしたし、最終日は僕の出番でした。当初、午前中はそんなに酷い印象はなかったですが、そのあと時間を追うごとにニュースは酷くなっていきました。起こっているすべてのことが信じられませんでしたし、テストやレースシミュレーションに集中するも難しかったです。チェルノブイリの放射能災害についても考えてしまいましたし、日本のような小さな国でそれが起こったので、再び家に帰れるかどうかさせわかりませんでした。辛かったです。簡単ではありませんでした。精神的にとても辛かったです。
それ以降、どれくらい日本に行きましたか?
かなり行っています。バルセロナテストの後も東京に直行しました。
あなたが行っている支援活動について教えていただけますか?
そうですね、最も重要なことは、国際的に様々な組織によって活動が行われたことです。個人的にやりたかったのは、人々が少ないお金でも貢献できる機会を設けることでした。それがF1ドライバー全員とチーム代表からの写真とメッセージを集めたiPhone と iPad用アプリ「You are connected」を作った理由です。値段はわずか0.79ユーロですしし、最初の2ヶ月で49カ国の人々が10,000以上ダウンロードしてくれましたた。お金はわずかですが、支援をしたいと思っている人々のきっかけになれたことが重要だと思います。それにF1ドライバー全員とチームが日本人との連帯感を示してくれたことも業績でした。価格は安いですけど、例えば僕たちが10万ユーロを求めても、多くの人々はそんなに払いたがらないかもしれませんが、1ユーロならもっと多くの人々が払えるかもしれません。でも、最終的には政府が国を支援しなければならないと思っています。僕は日本GPの週末に60人の団体を招待しています。被災地のひとつの少女合唱団「MJCアンサンブル」で親や親戚と一緒です。彼女たちは福島県南相馬市から来て、レース前の国家を歌うことになっています。彼女たちのためにバス旅行、ホテルの部屋、チケットを手配したので、楽しい時間を過ごしてくれることを願っています。また僕は1年以上、日本の観光庁のアンバサダーを務めています。この役割で東京で何度もミーティングに参加していますし、他のプロジェクトもサポートしています。今はF1に日本の自動車メーカーがいないことで、僕としてはかなり厳しくなっています。まだ自動車メーカーがいて、焦点がそんなに僕になかったら助けになったかもしれませんね。
去年は、あなたは主催者と非常に特別な契約をしました。説明していただけますか?
そうですね。これおは震災に見舞われる前に決定しました。2011年の日本GPまでチャンピオンシップポイントを獲得するごとに2011年に鈴鹿のレースに人家族を招待することで主催者と同意しました。来たがっている皆さんから6000通以上の応募がありました。ポイントを獲得するごとに抽選して、27組の家族を選びました。でも、大きな反響があったので、さらに10組を抽選したので、37組の家族ということになります。
これまでの2011年シーズンをどのように要約しますか?
僕たちが去年よりも競争力があるのは確かです。メルボルンでは素晴らしいシーズンのスタートを切れましたし、それ以降もいくつか良いレースができましたし、かなり競争力がありました。僕のハイライトはモナコとメルボルンですね。でも、苦しみもありました。メルボルンでは失格で10ポイントを失い、トルコとバルセロナではパンク、シルバーストンと最近のイタリアではギアボックストラブルに見舞われました。シーズン中の技術開発が期待してような進歩をもたらさなかったこともそれに加えることができると思います。これまで浮き沈みのある難しいシーズンでしたが、まだそれは終わっていません。
去年の鈴鹿は土曜日の激しい雨により、日曜日に予選とレースが数時間以内に開催されることになりました。どのような思い出がありますか?
同じ日に予選とレースをするという状況は僕たちにとってチャレンジングでした。でも、続けて多くのことが行われるのはファンにとっては素晴らしいことだったと思いますし、彼らにとっても土曜日は大変だったので、彼らはそれに本当に値すると思います。彼らは雨が降り注ぐなか、グランドスタンドで数時間座って、根気良く待ち続けていました。日曜日に太陽が出たときはとても嬉しかったですし、良い結果が出せただけでなく、素晴らしいショーを見せることができました。鈴鹿サーキットはかなりテクニカルなので、通常実は観客よりもドライバーにとってエキサイティングですが、去年の日曜日は彼らにかなりの興奮を与えられました。でも、今年は雨は降ってほしくないですね。
ホームレースは楽しみですか?
地元に戻って、そこでレースができることを誇りに思っているし、それは確かです。嬉しさとプレシャーの両方ですね。それに鈴鹿がカレンダーから消えれば、多くのドライバーが悲しむと思います。非常に人気のあるサーキットですし、ドライバーの多くが行くのが好きです。今回も彼らはなにをすればいいか、どこに行けばいいかを聞いてくると思います。
最後に、今年の日本GPの目標は?
去年の結果は2010年のベストでした。僕は7位でしたし、チームメイトのニック・ハイドフェルドも8位でフィニッシュしました。それ以前に鈴鹿の経験はごくわずかしかありませんでしたし、僕はF1ルーキーでした。なので、今年はさらに良い結果を得られることを願っています。ファンのためにも素晴らしい天候に恵まれることを願っています。DRSとKERSは再び素晴らしいショーを見せられる良いチャンスになると思いますし、ドライバーズチャンピオンシップを決定するためにも完璧な会場だと思います。相応しいレーストラックですし、カラオケパーティも伝統です。それに日本にとっても本当にポジティブな報道になるでしょう。
カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / F1日本GP / ザウバーF1チーム
可夢偉、現在の日本を状況をどのように感じていますか?
3月にニュースが届いたあと、災害状況は深刻化していきましたが、これまでの日本の回復具合は見事だと思います。それは日本が海外から多くの援助をして頂いたおかげですし、日本人が非常に強く、お互いに助け合い、支えあってきたからでもあります。もちろん、まだ道のりは長いですが、進展は目を見張るものがあります。
F1が鈴鹿に行くことは国や人々にとって良いことだと思いますか?
それは間違いないです。グランプリは日本で非常に大きなイベントですし、みんなや国にとって非常にポジティブなことです。それにレースは国際的な認知をもたらしてくれます。みんなをハッピーにしてくれますし、彼らはF1をとても楽しみにしています。国は震災に見舞われましたが、だからこそ、僕たちは以前と同じようにレースをします。
3月11日に地震と津波のニュースを聞いたときは、どのような気持ちになりましたか?
その日はバルセロナで新車をテストしていました。実施、プレシーズンテストの最終日でしたし、最終日は僕の出番でした。当初、午前中はそんなに酷い印象はなかったですが、そのあと時間を追うごとにニュースは酷くなっていきました。起こっているすべてのことが信じられませんでしたし、テストやレースシミュレーションに集中するも難しかったです。チェルノブイリの放射能災害についても考えてしまいましたし、日本のような小さな国でそれが起こったので、再び家に帰れるかどうかさせわかりませんでした。辛かったです。簡単ではありませんでした。精神的にとても辛かったです。
それ以降、どれくらい日本に行きましたか?
かなり行っています。バルセロナテストの後も東京に直行しました。
あなたが行っている支援活動について教えていただけますか?
そうですね、最も重要なことは、国際的に様々な組織によって活動が行われたことです。個人的にやりたかったのは、人々が少ないお金でも貢献できる機会を設けることでした。それがF1ドライバー全員とチーム代表からの写真とメッセージを集めたiPhone と iPad用アプリ「You are connected」を作った理由です。値段はわずか0.79ユーロですしし、最初の2ヶ月で49カ国の人々が10,000以上ダウンロードしてくれましたた。お金はわずかですが、支援をしたいと思っている人々のきっかけになれたことが重要だと思います。それにF1ドライバー全員とチームが日本人との連帯感を示してくれたことも業績でした。価格は安いですけど、例えば僕たちが10万ユーロを求めても、多くの人々はそんなに払いたがらないかもしれませんが、1ユーロならもっと多くの人々が払えるかもしれません。でも、最終的には政府が国を支援しなければならないと思っています。僕は日本GPの週末に60人の団体を招待しています。被災地のひとつの少女合唱団「MJCアンサンブル」で親や親戚と一緒です。彼女たちは福島県南相馬市から来て、レース前の国家を歌うことになっています。彼女たちのためにバス旅行、ホテルの部屋、チケットを手配したので、楽しい時間を過ごしてくれることを願っています。また僕は1年以上、日本の観光庁のアンバサダーを務めています。この役割で東京で何度もミーティングに参加していますし、他のプロジェクトもサポートしています。今はF1に日本の自動車メーカーがいないことで、僕としてはかなり厳しくなっています。まだ自動車メーカーがいて、焦点がそんなに僕になかったら助けになったかもしれませんね。
去年は、あなたは主催者と非常に特別な契約をしました。説明していただけますか?
そうですね。これおは震災に見舞われる前に決定しました。2011年の日本GPまでチャンピオンシップポイントを獲得するごとに2011年に鈴鹿のレースに人家族を招待することで主催者と同意しました。来たがっている皆さんから6000通以上の応募がありました。ポイントを獲得するごとに抽選して、27組の家族を選びました。でも、大きな反響があったので、さらに10組を抽選したので、37組の家族ということになります。
これまでの2011年シーズンをどのように要約しますか?
僕たちが去年よりも競争力があるのは確かです。メルボルンでは素晴らしいシーズンのスタートを切れましたし、それ以降もいくつか良いレースができましたし、かなり競争力がありました。僕のハイライトはモナコとメルボルンですね。でも、苦しみもありました。メルボルンでは失格で10ポイントを失い、トルコとバルセロナではパンク、シルバーストンと最近のイタリアではギアボックストラブルに見舞われました。シーズン中の技術開発が期待してような進歩をもたらさなかったこともそれに加えることができると思います。これまで浮き沈みのある難しいシーズンでしたが、まだそれは終わっていません。
去年の鈴鹿は土曜日の激しい雨により、日曜日に予選とレースが数時間以内に開催されることになりました。どのような思い出がありますか?
同じ日に予選とレースをするという状況は僕たちにとってチャレンジングでした。でも、続けて多くのことが行われるのはファンにとっては素晴らしいことだったと思いますし、彼らにとっても土曜日は大変だったので、彼らはそれに本当に値すると思います。彼らは雨が降り注ぐなか、グランドスタンドで数時間座って、根気良く待ち続けていました。日曜日に太陽が出たときはとても嬉しかったですし、良い結果が出せただけでなく、素晴らしいショーを見せることができました。鈴鹿サーキットはかなりテクニカルなので、通常実は観客よりもドライバーにとってエキサイティングですが、去年の日曜日は彼らにかなりの興奮を与えられました。でも、今年は雨は降ってほしくないですね。
ホームレースは楽しみですか?
地元に戻って、そこでレースができることを誇りに思っているし、それは確かです。嬉しさとプレシャーの両方ですね。それに鈴鹿がカレンダーから消えれば、多くのドライバーが悲しむと思います。非常に人気のあるサーキットですし、ドライバーの多くが行くのが好きです。今回も彼らはなにをすればいいか、どこに行けばいいかを聞いてくると思います。
最後に、今年の日本GPの目標は?
去年の結果は2010年のベストでした。僕は7位でしたし、チームメイトのニック・ハイドフェルドも8位でフィニッシュしました。それ以前に鈴鹿の経験はごくわずかしかありませんでしたし、僕はF1ルーキーでした。なので、今年はさらに良い結果を得られることを願っています。ファンのためにも素晴らしい天候に恵まれることを願っています。DRSとKERSは再び素晴らしいショーを見せられる良いチャンスになると思いますし、ドライバーズチャンピオンシップを決定するためにも完璧な会場だと思います。相応しいレーストラックですし、カラオケパーティも伝統です。それに日本にとっても本当にポジティブな報道になるでしょう。
カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / F1日本GP / ザウバーF1チーム