「バカげたミスで台無し」 ハジャー F1マイアミGPの壁に消えた好機に激しい憤り

ピットレーンスタートから驚異的な追い上げを見せ、ポイント圏内を確実に射程に捉えながらも、自らのミスで全てを失ったハジャー。「フラストレーションしかない」と自分自身を激しく責め立てた。
「一瞬で終わった」好調な追い上げを自ら断ち切る
ピットレーンからのスタートという逆境にもかかわらず、ハジャーの序盤のペースは目を見張るものがあった。中団グループを次々とパスし、入賞を確実に狙える位置まで浮上しただけに、その結末はあまりにも残酷だった。
「厳しい結果だ。ピットレーンからいいスタートが切れて、最初の数周は本当に感触が良かった。序盤はとてもいいペースがあったが、そのあとミスが出てしまった。何が起きるか分からないまま一瞬で終わってしまったし、少し焦りすぎて限界を超えてしまったんだ」
そう語るハジャーは、限界を攻めすぎた代償としてウォールの餌食となった。
「本当に痛い」手応えがあったからこその絶望
ハジャーを最も苦しめているのは、ようやくマシンに「強さ」を感じ始めていたという事実だ。開幕からの苦戦を脱し、ようやく手にしたチャンスを自らの手で手放してしまった。
「本当にこれは痛い。正直なところ、かなり良いペースがあったし、オーバーテイクもすごく簡単だった。何が起きたのか見返したいと思う。でもあまりにも一瞬の出来事で、気づいたときにはもうウォールに突っ込んでいた」
「ポイントを自分で手放してしまったことにもがっかりしている。マシンにもダメージを与えてしまった」

「バカげたミス」に漂う焦燥感
レッドブルのジュニアチームで走る以上、ミスは即座に評価に直結する。ハジャーの言葉の端々には、自身のキャリアを左右しかねない「失態」への強い焦燥感がにじむ。
「今週末は全体的に難しかったけど、それでも最後には『いい前進ができた』と思って終えたかった。今日はピットレーンスタートからでも、チームに強い結果を持ち帰れたはずなんだ」
「それをこんなバカげた(Stupid)ミスで全部台無しにしてしまったのは、本当にフラストレーションが溜まる」
速さは本物。次戦カナダでの「汚名返上」に期待
今回のマイアミGPでハジャーが見せた「怒り」は、単なる失策への後悔ではなく、自らの速さを結果に繋げられなかったプロとしてのプライドの裏返しと言える。ピットレーン発からでも入賞を狙えるペースを証明したことは、チームにとっても大きな収穫だったはずだ。
レッドブル育成の熾烈なサバイバルにおいて、一つのミスは重い。しかし、この「バカげたミス」をバネに、次戦カナダでどのような挽回を見せるのか。ハジャーにとっての真の勝負は、この悔しさを力に変えられるかどうかにかかっている。
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