インド政府、F1復活を検討 ブッダ・サーキット再開催に向け協議開始
インド政府が、10年以上途絶えているF1の国内復活に向けた予備的な協議を進めていることが明らかになった。開催候補地として浮上しているのは、2011年から2013年にかけてF1を開催したブッダ・サーキットだ。

報道によれば、スポーツ相のマンスク・マンダヴィヤは最近、2024年に破綻したジェイピー・グループに代わって現在サーキットを所有・管理する関係者と会談したという。

政府は、F1開催に必要な商業・運営体制を再構築する目的で、2〜3年の期間限定で専門的なスポーツ運営会社へ会場運営を委ねる案を後押ししている。

過去に大きな障害となった課題についても、再検討が進められている。税制や規制上の扱いが焦点で、当局は解決に自信を示している。

「過去には税の問題があり、それがF1開催を止めていた」と関係者は語った。「それらは解決される見通しだ」

この動きは、2030年コモンウェルスゲームズのアーメダバード開催、さらには2036年オリンピック招致を見据え、インドに主要な国際スポーツイベントを呼び込む広範な戦略の一環とされる。F1復活は、その象徴的なプロジェクトになり得る。

インドでのF1開催は2013年シーズンを最後に終了した。当時、ウッタル・プラデーシュ州政府がレースを「スポーツ」ではなく「娯楽」と分類したことで高額な課税と輸入関税が課され、チームやプロモーターの財務負担が急増したことが撤退の決定打となった。

なお、ブッダ・サーキットは2023年にMotoGPのバラトGPを開催した実績があるが、この大会も継続開催には至っていない。F1復活が実現すれば、インドにとっては競技面だけでなく、制度面の再設計を伴う大きな転機となる。

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カテゴリー: F1 / F1インドGP