アキュラ 2024年IMSA開幕戦のデイトナ24時間で3位表彰台
2024年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦、デイトナ24時間レースが1月27日から28日にかけて、フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイ(全長3.56マイル)で行われた。今年のレースウイークエンドは1月下旬とは思えないほど温暖な気候に恵まれ、例年以上の大勢の観客が集まった。

アキュラはこのアメリカ伝統の24時間レースにおいて過去3年連続で総合優勝を飾っており、今年はWayne Taylor Racing with Andrettiによる2台体制で、4連勝を目指す戦いに挑んだ。

ルイ・デレトラズがスタートドライバーを務めた40号車のアキュラ ARX-06は予選5番手から、フィリペ・アルバカーキが搭乗した10号車は予選6番手からレースに臨み、序盤から力強い戦いぶりをみせた。

土曜日の13時40分にスタートの切られたレースが夜に入ると、いくつかのトラブルが2台のアキュラ ARX-06に襲いかかったが、40号車に乗るデレトラズとジョーダン・テイラー、インディカー・ドライバーのコルトン・ハータ、さらには09年F1チャンピオンのジェンソン・バトンは、クルーたちとともにトラブルを乗り越え、最後までトップグループで戦い抜いた。4連勝という目標にはあと一歩届かなかったが、トップと同一周回の3位でゴールしました。

10号車は土曜日の22時ごろに電気系のトラブルが発生したが、90分をかけてワイヤーハーネスを交換することで解決し、アルバカーキ、リッキー・テイラー、元F1ドライバーのブレンドン・ハートレー、そしてインディカー・ドライバーのマーカス・エリクソンの4人は9位という結果を手に入れた。

生産車ベースのカテゴリーであるGTDクラスには、Gradient Racingがアキュラ NSX GT3 Evo22をエントリーさせました。キャサリン・レッグ、タチアナ・カルデロン、シーナ・モンク、スティーブン・マクリーアの4人はクラス優勝を狙える予選3番手からスタート。しかし、グリーンフラッグが振られてから9時間が経過したころに電気系統のトラブルが発生し、コース上に落ちていた他車の破片にヒットしたことでボディにもダメージを負った。そして、最終的には朝方に再発した電気系のトラブルにより、リタイアした。次のシリーズ第2戦は、同じく耐久レースのセブリング12時間で、3月16日(土)に決勝レースが行われる。

アキュラ デイトナ24時間 20242024年シリーズ開幕戦のデイトナ24時間でアキュラが3位表彰台

ルイ・デレトラズ
Wayne Taylor Racing with Andretti #40
私たちは今日の結果をチームとして喜ぶべきだと思います。合同テストからレースまでが行われた10日間は、私たちにとって簡単な日々ではありませんでした。アキュラ、HRC、そしてWayne Taylor Racing with Andretti全体が見事な働きぶりをみせたことで、持てる力をすべて出しきる戦いができました。31号車キャデラックと7号車ポルシェ、彼ら2台は私たちより速かった。それでも、私たちは絶対にあきらめることはしませんでした。今日は数周の後れを取ることもありましたが、そのたびに失地をばん回し、彼らに最後まで勝負を挑み続けました。すばらしいレースができたと思います。チームの全員のハードワーク、チャンピオンシップのスタートでの力強い戦いぶり、そして、多くのポイントを獲得できたことに感謝します。40号車のチームがシーズンの最後に王座を手に入れること、そこに至るまでにいくつかの勝利を飾ることを楽しみにしています

マーカス・エリクソン
Wayne Taylor Racing with Andretti #10
40号車のチームメートたちに、まずは”おめでとう”と言いたいと思います。このように厳しいレースで3位フィニッシュし、表彰台に上ることができたのですから、すばらしいと思います。もちろん、私たちはいつだって勝利を目指していますが、トップ3フィニッシュはチーム全体にとって大いなる成功と捉えることができるものだと思います。私たちの10号車は、スタートから非常にいい戦いができており、マシンのフィーリングも最高でした。アキュラパワーはとても力強いと感じましたし、チームとして前進を続けていました。しかし、残念なことに電気系統にトラブルが発生し、優勝争いから脱落してしまいました。その後、チームが奮闘してマシンをレースへと戻してくれて、私はとても多くの周回をこなすこととなり、走りを楽しめました。今回こうしてアキュラ、そしてWayne Taylor Racing with Andrettiとともにレースを戦えたことに感謝します。すばらしい経験でしたから、もう一度一緒に戦える日が来るのを楽しみにしています

タチアナ・カルデロン
Gradient Racing
最初に、2週間にわたってチームがしてくれた努力に感謝します。この凄まじいレースに出場することは誰にとっても夢だと思います。今回は完走することこそできませんでしたが、私は成果を得ることができたと感じています。アキュラ NSX GT3 EVO22をドライブするのは初めてでしたが、マシンは非常に速かったので、価値ある経験をさせてもらえました。今回やり残した仕事があるので、次のセブリングを楽しみにしています。我々をサポートするべく集まってくれたファンの方々に感謝します。おかげでレースの雰囲気は最高でした

デイビッド・ソルターズ
President, HRC US
HRC-USとして初めてのレースとなったロレックス24で、私たちは表彰台に上ることができました。全体を振り返ると、3位フィニッシュは今日の自分たちが望むことのできた最良の結果だったと思います。HRC-USのすばらしいスタッフたち、Wayne Taylor Racing with Andretti、Oreca、Gradient Racingなど、このレースを実現させてくれた人々全員に感謝します。彼らはハードワークをこなしてくれました。そんな彼らに”よく頑張ってくれました”という言葉を贈りたいと思います。私たちは持てる力をフルに発揮しました。今回学んだことを糧として前進していきます

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カテゴリー: F1 / IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権