デイトナ24時間:ポルシェ・ペンスキーが優勝 太田格之進のアキュラは5位

終盤の最大のライバルは、#31 アクション・エクスプレス・キャデラック。最終スティントを担当したジャック・エイトケンが猛烈な追い上げを見せ、首位のナッセルに肉薄したが、ブラジル人は巧みなポジショニングで隙を与えず、1.569秒差でチェッカーを受けた。ナッセルにとっては、ポルシェでのデイトナ3連覇という快挙となった。
レース序盤は、ポールポジションからスタートした#93 アキュラが主導権を握る場面もあったが、フルコースコーションを挟んで流れはポルシェへ。#6 ポルシェ(ケビン・エストレ)が積極的に順位を上げ、一時は1-2体制を築いた。ただし#6はLMP2との接触でフロアにダメージを負い、修復のため一時的に後退。その影響で、終盤は#7が事実上のエースとして戦う展開となった。
夜間には濃霧がサーキットを覆い、視界不良のためレースは長時間のコーションに入った。安全確保を優先した判断により、セーフティカー先導は6時間33分にも及び、デイトナ史上のみならず、モータースポーツ史上最長の中断となった。夜明けとともに霧が晴れ、レースが再開されると、再びポルシェ勢が前線を固めた。
残り1時間で勝負は再燃する。#31 キャデラックに乗り込んだエイトケンが、#6 ポルシェやBMW勢を次々と攻略。燃費戦略を活かしてピット後に#6を逆転し、首位#7を追撃した。しかし最後までオーバーテイクには至らず、ポルシェの牙城を崩すことはできなかった。
最終結果は、1位が#7 ポルシェ、2位が#31 キャデラック、3位に#24 BMW。#6 ポルシェは4位、ポールスタートの#93 アキュラは5位でフィニッシュした。

LMP2クラスは#04 クラウドストライクが制覇
LMP2クラスでは、#04 クラウドストライク・バイ・APR(ジョージ・カーツ、マルテ・ヤコブセン、アレックス・クイン、トビー・ソワリー組)が優勝を飾った。序盤から安定したペースで上位に浮上し、霧による長時間中断を経ても集中力を切らさず、再開後に主導権を掌握。アレックス・クインが最終スティントを任され、そのままトップを守り切った。
2位はポールポジションからスタートした#43 インター・エウロポル、3位には姉妹車の#343 インター・エウロポルが続いた。荒天と長時間中断という特殊な条件下でも、着実さと判断力が勝敗を分けた一戦だった。
2026年シーズンの幕開けを告げるデイトナは、ポルシェの総合的な強さと、キャデラックの終盤の爆発力、その両方を印象づけるレースとなった。
カテゴリー: F1 / IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権
