ニコ・ヒュルケンベルグ、ペレスに代わってF1イギリスGP出場との報道 / レーシング・ポイントF1
ニコ・ヒュルケンベルグは、新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たセルジオ・ペレスの代役として、今週末のF1イギリスGPでレーシング・ポイントF1から出走する準備をしている。

FIとFIA(国際自動車連盟)は、セルジオ・ペレスが複数回の新型コロナウイルス検査で陽性だったことを発表。ペレスは自己隔離状態に置かて、今週末のF1イギリスGPを欠場することが決定した。

Autosport の報道によると、昨年までルノーF1のドライバーを務めたニコ・ヒュルケンベルグが、F1イギリスGPの週末にセルジオ・ペレスに代わってレーシング・ポイントF1のドライバーを務めると報道。

ニコ・ヒュルケンベルグは、フォース・インディア時代に同チームに5年間所属しており、2012年と2014年~2016年にレースドライバーを務めていた。

昨年までルノーF1のドライバーを務めていたニコ・ヒュルケンベルグだが、今季のシートを獲得することができず、2019年のF1アブダビGPが最後のレースとなっている。

ニコ・ヒュルケンベルグは、新型コロナウイルス検査を受けるとともに、セルジオ・ペレスの代役としてレーシング・ポイントF1との契約を締結する必要がある。

セルジオ・ペレスは、来週末の70周年記念GPも欠場することになる。英国政府のガイドラインでは、新型コロナウイルスの検査で陽性と判定された人は、木曜日の時点で10日間隔離する必要がある。

レーシング・ポイントF1は、公式リザーブドライバーを任命しておらず、エンジンサプライヤーのメルセデスF1のリザーブドライバーであるストフェル・バンドーンとエステバン・グティエレスを共有している。

だが、ストフェル・バンドーンは、ベルリンで開催されるフォーミュラEのむけて準備を進めており、今週末シルバーストンには来ていない。一方、エステバン・グティエレスは2016年末を最後にF1から離れており、以前のスーパーライセンスが期限切れになっており、再びレース出場の資格を得るためには300kmのF1テストを完了する必要がある。

セルジオ・ペレスは、水曜日に新型コロナウイルス検査の結果が不確定と診断され、自己隔離状態に置かれ、木曜日にサーキット入りしていなかった。

新型コロナウイルス検査は、2つの特定のCOVID-19遺伝子を検出するために行われ、患者が両方を持っている場合、陽性として記録される。

患者がどちらも持っていない場合、それは陰性と診断されるが、それらの遺伝子の1つが検査で検出された場合、決定的な結果を生み出す可能性がある。

レーシング・ポイントは、F1が採用している“バブル”システムプロトコルに従って、セルジオ・ペレスが濃厚接触した少数のチームメンバーのグループを自己分離するように動いた。

チームは、テスト結果が陽性であったにも関わらず、セルジオ・ペレスは「体力的にも精神的にも良好」であることを確認しており、誰がレースで2台目のマシンを走らせるかをまもなく発表すると公式に述べている。

これまでF1はオーストリアとハンガリーで開催された3つのレースで10,000件を超える新型コロナウイルス検査を実施した結果、F1ハンガリーGP前に2名の陽性反応が出ていた。

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