ホンダF1、首脳陣が2023年F1バーレーンGPを現地視察
ホンダの首脳陣は、2023年F1開幕戦バーレーンGPの現地を表敬訪問した。

レッドブルのパワーユニットは、ホンダの影響力を強調するためのリブランディングの一環として、2023年にホンダRBPTエンジンと呼ばれ、レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリのマシンに搭載されている。

先週末のF1バーレーンGPでは、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが優勝。セルジオ・ペレスも2番手に続き、ホンダRBPTエンジンはワンツーフィニッシュを達成した。

現地には、本田技研工業の倉石誠司会長、HRC(ホンダ・レーシング)の渡辺康治社長、そして、今年4月で定年退職が決定しているHRCの四輪レース開発部部長の浅木泰昭が表敬訪問し、ホンダRBPTのワンツーフィニッシュを見守った。

ホンダは2021年シーズン終了後にF1から撤退することを正式に発表したが、レッドブルが独自の会社であるレッドブル・パワートレインズを設立した際にもサポートと施設の提供を続け、昨シーズンのチャンピオンシップ2冠達成に貢献した。

ホンダとそのパートナーシップは2025年まで続く予定だが、1年後の新しいレギュレーションでは、レッドブルはフォードと手を組むことになる。

フォードの発表があったとはいえ、ホンダはホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)のもとでさらに3年間、レッドブルとアルファタウリのパワーユニットの命名に携わることになるため、そのことが強調されている。このエンジンは、Honda RBPTとしてリブランディングされ、2023年F1パワーユニット『Honda RBPT H001』のカーボン製のカバーにはホンダとレッドブル・パワートレインズのロゴが掲載されている。

「パワーユニットの名称は変わり、レッドブル・パワートレインズのパワーユニットとなりますが、技術やIPはホンダのものです。このパワーユニットの製造は、やはりホンダが中心となって行うことになります」と浅木泰昭は述べた。

ホンダ/HRCは、2026年の新レギュレーションに対応するパワーユニットメーカーのひとつとしても踏力しているが、グリッドの他の多くのチームから最初の接触があった後、最終的な決定がなされていないことを強調している。

「2026年からレッドブルとフォードが提携することになり、事前に連絡を受けました」とHRCの渡辺康治社長は語った。

「2025年までホンダとレッドブルは信頼と素晴らしいパートナーシップを継続し、2025年までチャンピオンシップを獲得することを目標としているので、そのための揺るぎないポリシーを持っています」

「2026年以降、レッドブルはフォードとパートナーシップを組むことになりますが、それについて私たちは何も言える立場ではありません。しかし、他のレースシリーズでは、レッドブルとパートナーシップを結んでいるので、これからも一緒にやっていきます」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1バーレーンGP / スクーデリア・アルファタウリ