ホンダF1:2021年 第11戦 F1ハンガリーGP 金曜フリー走行レポート
2021年 第11戦 F1ハンガリーGPがハンガロリンクで開幕し、初日のフリー走行では、レッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダともに好調なペースを見せた。
気温の高い中でのFP1となったが、マックス・フェルスタッペンがトップタイムをマーク。2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)とは0.061秒差だった。。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダもピエール・ガスリーが5番手につけ、幸先のよいスタートになった。
セルジオ・ペレスが8番手、角田裕毅は12番手となった。角田は、このセッションで2回のスピンを喫し、1度目はターン9でリアが流れてコースアウトしたものの、接触は免れた。2度目はよりスピードの高いターン4で同様のスピン。マシン後部がバリアに接触してストップしたため、セッションは赤旗中断となった。角田にケガなどはなかったものの、マシンは修復に時間を要し、FP2での走行時間が大幅に少なくなった。
FP2では、フェルスタッペンがマシンのハンドリングに苦しむ場面も見られたが、3番手で終了。ペレスが5番手、ガスリーが6番手につけた。角田はセッションが残り2分となる頃にようやくコースインし、1回のみアタックできた。このタイムで17番手となった。
シルバーストーンではスプリント予選開催によりスケジュールが大幅に変わったが、今週末は通常通りのフォーマットでの開催となっており、明日土曜日の午前中にFP3が行われる。ここで、車体、パワーユニットともに最後の調整を行い、予選に向かう。
田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日は気温が30℃を超え、真夏の陽射しによって路面温度が60℃を超す中で、ハンガリーGP初日の走行が行われました。FP1ではスクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田選手がスピンしてマシンを損傷、その修復でFP2の大半を失った点は残念でしたが、レッドブル・レーシング・ホンダを含め、その他は順調な一日でした。先日のイギリスGPで大きなクラッシュを喫したフェルスタッペン選手は、本人がフィジカル面で問題なくドライブできたこと、またPUもクラッシュの影響がなく機能していることを確認できたのはポジティブな結果でした。本日の状況はまだまだですので、明日に向けて多くの作業が必要です。パフォーマンスが拮抗していることに加えて、全長の短いこのサーキットでの予選は非常にタイトな争いになると思います。今日得たデータを分析して、チームとともに明日の予選に向けて最適化を図っていきます」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「今日は全体的に簡単な一日ではありませんでした。FP1とFP2のそれぞれで、いくつかの調整や確認を行い、何が機能し、どの部分が機能していないのかといったことを見ていきました。今夜は多くのことを分析しなければいけませんが、すごく大きな課題があるというわけではないので、そこまで心配していません。今日は路面温度が非常に高かったのですが、この後は雨の予報もあるので、面白いことになるのではと思っていますし、楽しみにしています」
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「今日はロングランでもショートランでもマシンの感触がよかったです。両セッションともにトラフィックに引っかかったので、タイムはまだ上げられると思いますし、明日の予選ではもっと向上できるはずです。週末を通じて天候が変化する予報が出ているので、予測できない部分はありますが、それで有利になるかもしれないので、何が起きるか様子を見ていかなくてはなりません。ここまでいい形で進んでいますし、明日の予選前に向上を果たすためにどうすればいいかも明確になっているので、ここから先も期待が持てると思います
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日はとても満足のいく一日になりました。シルバーストーンではやや苦戦しただけに尚更ですし、パフォーマンスを取り戻せたのはいいことです。マシンは今日のような暑いコンディションでも感触がよかったです。今週末はアルピーヌのマシンがとても速そうに見えるので、彼らを予選で上回るためにも、今夜はハードワークをしなければなりません。今夜から明日の午前にかけて雨が降る可能性があるので、明日は異なる路面コンディションになるかもしれません。マシンのペースはよさそうなので、明日は自信を持って臨むことができます
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日は本当にがっかりしています。FP1でミスをして走行時間を失くしてしまいました。マシンのリアがとてもナーバスな感じで、特に高速コーナーでその傾向があり、ピエール選手と比較して僕が大きくタイムをロスしている部分でした。これを改善しようとトライしていましたが、マシンのコントロールを失ってウォールにヒットしてしまいました。不運にもギアボックスにダメージがあり、午後に走行するためにはチームに大きな労力を強いてしまいました。メカニックたちが素晴らしい仕事ぶりでセッション終了前に修復を完了してくれて、FP2では1ラップのアタックをすることができました。僕にとってもエンジニアにもこのデータが役に立つので、今夜しっかりと確認していきます」
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1ハンガリーGP / スクーデリア・アルファタウリ
気温の高い中でのFP1となったが、マックス・フェルスタッペンがトップタイムをマーク。2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)とは0.061秒差だった。。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダもピエール・ガスリーが5番手につけ、幸先のよいスタートになった。
セルジオ・ペレスが8番手、角田裕毅は12番手となった。角田は、このセッションで2回のスピンを喫し、1度目はターン9でリアが流れてコースアウトしたものの、接触は免れた。2度目はよりスピードの高いターン4で同様のスピン。マシン後部がバリアに接触してストップしたため、セッションは赤旗中断となった。角田にケガなどはなかったものの、マシンは修復に時間を要し、FP2での走行時間が大幅に少なくなった。
FP2では、フェルスタッペンがマシンのハンドリングに苦しむ場面も見られたが、3番手で終了。ペレスが5番手、ガスリーが6番手につけた。角田はセッションが残り2分となる頃にようやくコースインし、1回のみアタックできた。このタイムで17番手となった。
シルバーストーンではスプリント予選開催によりスケジュールが大幅に変わったが、今週末は通常通りのフォーマットでの開催となっており、明日土曜日の午前中にFP3が行われる。ここで、車体、パワーユニットともに最後の調整を行い、予選に向かう。
田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日は気温が30℃を超え、真夏の陽射しによって路面温度が60℃を超す中で、ハンガリーGP初日の走行が行われました。FP1ではスクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田選手がスピンしてマシンを損傷、その修復でFP2の大半を失った点は残念でしたが、レッドブル・レーシング・ホンダを含め、その他は順調な一日でした。先日のイギリスGPで大きなクラッシュを喫したフェルスタッペン選手は、本人がフィジカル面で問題なくドライブできたこと、またPUもクラッシュの影響がなく機能していることを確認できたのはポジティブな結果でした。本日の状況はまだまだですので、明日に向けて多くの作業が必要です。パフォーマンスが拮抗していることに加えて、全長の短いこのサーキットでの予選は非常にタイトな争いになると思います。今日得たデータを分析して、チームとともに明日の予選に向けて最適化を図っていきます」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「今日は全体的に簡単な一日ではありませんでした。FP1とFP2のそれぞれで、いくつかの調整や確認を行い、何が機能し、どの部分が機能していないのかといったことを見ていきました。今夜は多くのことを分析しなければいけませんが、すごく大きな課題があるというわけではないので、そこまで心配していません。今日は路面温度が非常に高かったのですが、この後は雨の予報もあるので、面白いことになるのではと思っていますし、楽しみにしています」
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「今日はロングランでもショートランでもマシンの感触がよかったです。両セッションともにトラフィックに引っかかったので、タイムはまだ上げられると思いますし、明日の予選ではもっと向上できるはずです。週末を通じて天候が変化する予報が出ているので、予測できない部分はありますが、それで有利になるかもしれないので、何が起きるか様子を見ていかなくてはなりません。ここまでいい形で進んでいますし、明日の予選前に向上を果たすためにどうすればいいかも明確になっているので、ここから先も期待が持てると思います
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日はとても満足のいく一日になりました。シルバーストーンではやや苦戦しただけに尚更ですし、パフォーマンスを取り戻せたのはいいことです。マシンは今日のような暑いコンディションでも感触がよかったです。今週末はアルピーヌのマシンがとても速そうに見えるので、彼らを予選で上回るためにも、今夜はハードワークをしなければなりません。今夜から明日の午前にかけて雨が降る可能性があるので、明日は異なる路面コンディションになるかもしれません。マシンのペースはよさそうなので、明日は自信を持って臨むことができます
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日は本当にがっかりしています。FP1でミスをして走行時間を失くしてしまいました。マシンのリアがとてもナーバスな感じで、特に高速コーナーでその傾向があり、ピエール選手と比較して僕が大きくタイムをロスしている部分でした。これを改善しようとトライしていましたが、マシンのコントロールを失ってウォールにヒットしてしまいました。不運にもギアボックスにダメージがあり、午後に走行するためにはチームに大きな労力を強いてしまいました。メカニックたちが素晴らしい仕事ぶりでセッション終了前に修復を完了してくれて、FP2では1ラップのアタックをすることができました。僕にとってもエンジニアにもこのデータが役に立つので、今夜しっかりと確認していきます」
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1ハンガリーGP / スクーデリア・アルファタウリ