ホンダ | 2019年 第13戦 F1ベルギーGP 金曜フリー走行レポート
F1ベルギーGPの初日は、ホンダのPU(パワーユニット)を搭載しているアストンマーティン・レッドブル・レーシングとレッドブル・トロロッソ・ホンダそれぞれのチームで、新たなスペックのPUを投入し、両チームにとって実りある1日となった。
レッドブル・レーシングでは、今回からチームに加わったアレクサンダー・アルボンが最新のスペック4のPUを搭載、トロロッソではダニール・クビアトがスペック4を使用して走行した。
レースウイーク最初のセッションのFP1では、マックス・フェルスタッペンが3番手、そして新しいチームメートであるアルボンが0.077秒差で4番手をマークし、レッドブル・レーシングにとって幸先のよいスタートとなった。そして午後のセッションでは、ほかのマシンよりも早い段階でソフトタイヤを装着したフェルスタッペンが6番手、アルボンが10番手を走行した。
昨年の最終戦のアブダビ以来、久しぶりにトロロッソに戻ったピエール・ガスリーをはじめ、トロロッソの2人にとっては少し苦戦した初日となった。FP1ではクビアトが17番手、ガスリーが18番手となった。FP2は改善が見られ、アルボンに0.4秒及ばないタイムでクビアトが14番手、そのクビアトから0.2秒遅れてガスリーが17番手でセッションを終えた。
ホンダは、今夜4台すべてのデータと、最新のスペック4のPUのデータを解析し、予選に向けてベストなセッティングを見つけることに専念していく。
田辺豊治(ホンダ F1テクニカルディレクター)
「今日のベルギーGP初日では、スペック4のPUをクビアト選手とアルボン選手に投入しました。2台のスペック4は問題なくFP1とFP2を走行し、多くのデータを得ることができました。これからデータ解析を行い、明日の予選、そしてレースに向けて最適化を進めます。フェルスタッペン選手についてはFP2のセッション中にPUのパワーロスを訴えていましたので、これから解析を行い、明日のセッションに向けてベストな準備を行います」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「今日のマシンの感触は、特にFP2中のバランスがよく、セカンドセクターで特に速さをみせることができました。僕のマシンはややパワーを抑えたエンジンモードを使用しており、幾分ラップタイムを犠牲にすることになりました。明日には通常に戻すことができるので問題はないと思いますし、初日である金曜に無理をしてリスクを負わないことがベストです。 フェラーリ勢にとってこのサーキットは、僕たちに比べると合っているコースのようで、とてつもない速さをみせている彼らに勝つことは難しいかもしれません。いかにメルセデス勢に近づけるか、明日に向けて改善をしていきたいと思います。まだやるべきことはありますが、総合的にマシンの仕上がりには満足しています」
アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「まるで学校の初日のようにワクワクした1日でした。マシンの感触もよく、走行を楽しむことができて、いい初日を迎えられたと感じています。まだマシンについて学んでいる途中ですし、なるべく長い走行距離を走りながら、焦らずに進めていこうと思っています。もちろんToro Rossoと違うことも多いので、できる限り早く慣れるように努めています。 速くすばらしいマシンを用意してもらえているので、あとは僕自身がうまく扱えるようにならなければなりません。今日の午前中に行われたFP1では、感触はよかったですが、ゆっくり慣れていく感じでした。午後はロングランを重視してテストを行いましたペナルティーがあるため、ショートランというより日曜の決勝中のレースペースを重要視しています。チームの皆が温かく迎えてくれているおかげで、居心地がよく過ごさせてもらっています。今の時点では期待したいことや目標はまだないのですが、まずは新しいチームとマシンでの初戦でいいレースがしたいと思っています」
ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
「まずはマシンに慣れること、そして新しい手順や挙動を学ばねばならず、多忙な1日になりました。このエンジニアグループとレースをするのは初めてなので、今日はいろいろやるべきことがありました。この週末にとてもいいプランを準備していて、一周ごとにマシンにも慣れてきたように感じられたので、前進できた1日になったのではないでしょうか。ペースの面では少し苦戦していますが、明日はさらにいい走りができるように方向性を見定めなければなりません。何人かの選手はペナルティーを受けることが決まっているので、競争力のあるマシンを準備して日曜の決勝に挑みたいと思います」
ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
「夏休みが終わり、マシンに戻ってくることができてうれしいですし、スパは夏休み後の初戦にはぴったりのサーキットではないかと思います。何人かの選手は今週末グリッド降格のペナルティーがありますし、レースは一層おもしろくなるのではないでしょうか。明日の予選が楽しみです。スパのようなサーキットは『とてもいい』か『とても悪い』と両極端になりがちなのですが、今の段階では僕たちにとって、残念ながら『とても悪い』状況にあります。ほかにも同じような傾向が見られたチームもありましたが、今日の僕たちはマシンをこのサーキットに合わせきれなかったようでした。今日の結果はあまり深刻な問題とは捉えていません。明日のためになにができるか検討し、ベストを尽くしたいと思います」
関連:F1ベルギーGP フリー走行2回目 | シャルル・ルクレールがトップタイム
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1ベルギーGP
レッドブル・レーシングでは、今回からチームに加わったアレクサンダー・アルボンが最新のスペック4のPUを搭載、トロロッソではダニール・クビアトがスペック4を使用して走行した。
レースウイーク最初のセッションのFP1では、マックス・フェルスタッペンが3番手、そして新しいチームメートであるアルボンが0.077秒差で4番手をマークし、レッドブル・レーシングにとって幸先のよいスタートとなった。そして午後のセッションでは、ほかのマシンよりも早い段階でソフトタイヤを装着したフェルスタッペンが6番手、アルボンが10番手を走行した。
昨年の最終戦のアブダビ以来、久しぶりにトロロッソに戻ったピエール・ガスリーをはじめ、トロロッソの2人にとっては少し苦戦した初日となった。FP1ではクビアトが17番手、ガスリーが18番手となった。FP2は改善が見られ、アルボンに0.4秒及ばないタイムでクビアトが14番手、そのクビアトから0.2秒遅れてガスリーが17番手でセッションを終えた。
ホンダは、今夜4台すべてのデータと、最新のスペック4のPUのデータを解析し、予選に向けてベストなセッティングを見つけることに専念していく。
田辺豊治(ホンダ F1テクニカルディレクター)
「今日のベルギーGP初日では、スペック4のPUをクビアト選手とアルボン選手に投入しました。2台のスペック4は問題なくFP1とFP2を走行し、多くのデータを得ることができました。これからデータ解析を行い、明日の予選、そしてレースに向けて最適化を進めます。フェルスタッペン選手についてはFP2のセッション中にPUのパワーロスを訴えていましたので、これから解析を行い、明日のセッションに向けてベストな準備を行います」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「今日のマシンの感触は、特にFP2中のバランスがよく、セカンドセクターで特に速さをみせることができました。僕のマシンはややパワーを抑えたエンジンモードを使用しており、幾分ラップタイムを犠牲にすることになりました。明日には通常に戻すことができるので問題はないと思いますし、初日である金曜に無理をしてリスクを負わないことがベストです。 フェラーリ勢にとってこのサーキットは、僕たちに比べると合っているコースのようで、とてつもない速さをみせている彼らに勝つことは難しいかもしれません。いかにメルセデス勢に近づけるか、明日に向けて改善をしていきたいと思います。まだやるべきことはありますが、総合的にマシンの仕上がりには満足しています」
アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「まるで学校の初日のようにワクワクした1日でした。マシンの感触もよく、走行を楽しむことができて、いい初日を迎えられたと感じています。まだマシンについて学んでいる途中ですし、なるべく長い走行距離を走りながら、焦らずに進めていこうと思っています。もちろんToro Rossoと違うことも多いので、できる限り早く慣れるように努めています。 速くすばらしいマシンを用意してもらえているので、あとは僕自身がうまく扱えるようにならなければなりません。今日の午前中に行われたFP1では、感触はよかったですが、ゆっくり慣れていく感じでした。午後はロングランを重視してテストを行いましたペナルティーがあるため、ショートランというより日曜の決勝中のレースペースを重要視しています。チームの皆が温かく迎えてくれているおかげで、居心地がよく過ごさせてもらっています。今の時点では期待したいことや目標はまだないのですが、まずは新しいチームとマシンでの初戦でいいレースがしたいと思っています」
ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
「まずはマシンに慣れること、そして新しい手順や挙動を学ばねばならず、多忙な1日になりました。このエンジニアグループとレースをするのは初めてなので、今日はいろいろやるべきことがありました。この週末にとてもいいプランを準備していて、一周ごとにマシンにも慣れてきたように感じられたので、前進できた1日になったのではないでしょうか。ペースの面では少し苦戦していますが、明日はさらにいい走りができるように方向性を見定めなければなりません。何人かの選手はペナルティーを受けることが決まっているので、競争力のあるマシンを準備して日曜の決勝に挑みたいと思います」
ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
「夏休みが終わり、マシンに戻ってくることができてうれしいですし、スパは夏休み後の初戦にはぴったりのサーキットではないかと思います。何人かの選手は今週末グリッド降格のペナルティーがありますし、レースは一層おもしろくなるのではないでしょうか。明日の予選が楽しみです。スパのようなサーキットは『とてもいい』か『とても悪い』と両極端になりがちなのですが、今の段階では僕たちにとって、残念ながら『とても悪い』状況にあります。ほかにも同じような傾向が見られたチームもありましたが、今日の僕たちはマシンをこのサーキットに合わせきれなかったようでした。今日の結果はあまり深刻な問題とは捉えていません。明日のためになにができるか検討し、ベストを尽くしたいと思います」
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