F1 ホンダF1 オーストラリアグランプリ
ホンダは、2チーム・4台体制となる2019年のF1世界選手権で順調なスタートを切った。

オーストラリアでの開幕戦の初日は、2つのプラクティスセッションが行われて、いよいよF1の新シーズンが始まった。ホンダと新しくパートナーシップを結んだレッドブル・レーシングは、順調なスタートを切った。

P1でマックス・フェルスタッペンがファステストタイムから0.1秒差で走ったほか、P2ではフェルスタッペンが3番手、ピエール・ガスリーが4番手タイムを出した。P2の終盤、ガスリーのPUに異常を検知したが、確認の結果、大きな問題ではないことがわかった。

トロロッソもダニール・クビアトがP1で7番手タイムを出し、力強いスタートを切った。アレクサンダー・アルボンはセッション後半でクラッシュを喫し十分な走行ができなかったが、クビアトから0.4秒差のタイムで走った。P2ではクビアトがトップ3から0.5秒差の11番手タイムを出し、アルボンはスピンがあったものの、最多周回数を走り17番手タイムだった。

P2はわずか1.3秒の間に3番手から18番手までが入る拮抗したセッションとなったたが、その小さな差が土日には大きな差として現れることがある。ホンダは予選、決勝で最良の走りをするために、両チームのデータ分析を進めていく。

田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「2019年のシーズンがスタートしました。開幕戦の初日は、おおむね順調だった先日のウインターテストと同様、ほぼ予定通りにプログラムを消化しました。P2の最後にガスリー選手のPUに異常を確認しましたが、確認の結果、大きな問題ではないことが分かりました。明日以降のセッションにも影響はありません。レースに向けてはあらゆる事態に対応できるよう、もう一度すべてを見直して臨みたいと思います。明日以降の予選やレースに向けても、引き続きベストを尽くします」

マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
「今日の走りに満足していますし、今のところいい感触です。もちろん、改善すべき点はありますし速さも必要ですが、まだシーズンは始まったばかりです。メルセデスの調子はよさそうです。ミディアムとソフトのタイヤを履いたときのマシンの感触はいいのですが、まだタイヤに対する理解を進める必要があります。事前の準備に関して他のマシンとの違いがあり、それがタイムに現れていました。今夜データを分析して改善点を探しますが、PUは全く問題なくすべてスムーズでした。無事にスタートをきれてよかったです」

ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
「シーズン最初のプラクティスで、再びトラックを走れてよかったです。Aston Martin Red Bull Racingでの初めての走行なので特別な時間でした。さまざまなテストを行うことができ、周回を重ねるごとにマシンの感触がよくなったので、いい1日でした。まだ改善する余地はありますが、マシンのパッケージに満足しています。テストですし、他のチームのスピードは未知数です。P2ではP1よりマシンの感触もよくなり方向修正できました。明日が楽しみです。最終ラップでPUの異常を検知しましたが、確認の結果、大きな問題ではないことが分かりました」

ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
「今日の2つのプラクティスは、どちらもうまくいきましたし、このサーキットでは、周回を重ねてプログラムを消化することが重要ですのでよかったと思います。マシンの感触はいいです。今日の時点でのベストなタイムを出せたと思うので、さらに変えるべき点を確認します。明日に向けて、マシンにはまだ改善の余地があると思うので、今夜はその改善に取り組みます」

アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
「まだF1の走行スケジュールやマシン、サーキットに慣れていっている途中です。ここは簡単なサーキットではないですが、ペースは悪くないので少しずつ自信をつけています。P1でスピンしてしまいましたが、その後にプログラムを再開しテストを続けることができました。接戦の中団の中で、いい走りができていると思います。明日に向けて改善できるかは、今夜の作業次第です」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1オーストラリアGP