ホンダ・レーシングF1チーム
ホンダは、F1ドイツGP予選で、シェンソン・バトンが14番手、ルーベンス・バリチェロは18番手だった。

ジェンソン•バトン (14位)
「完全なラップを決めることができなかったことにがっかりしているが、実際のところ、今日はマシンから最大限の力を引き出していた。Q2での最初のアタックでは、最終セクターでタイヤにグレイニングが出ていた。そのため、2回目のアタックではそのことに配慮した。残念ながら、それが最初のセクターで裏目に出て、ラップの半ばにしてベストラップから0.2秒ほど遅れてしまった。セクター2でタイヤの働きが良くなり、ロスしたタイムを取り戻し、ラップタイムを縮めることができた。だから、ちょっとがっかりしている。けれども、今日は予選を通じて、良くなり続けていたし、週末全体としてもうまくいっている。ここ2戦ではマシンに完全に満足できていたわけではなかったので、今日のフィーリングはいい。」

ルーベンス・バリチェロ (18位)
「以前、2000年にホッケンハイムを18番手でスタートしたときに、僕は優勝した。だから、明日どうなるかなんてわからない! 現実的な話として、今日のマシンは、とても競争の激しい中団グループで戦うには、速さが足りなかった。僕たちは最初のセクターでコンマ数秒落としていたが、もっとタイムに響いたのは、長い第2セクターだった。ストレートのことを考えると、ダウンフォースを妥協して走らなければならない。しかし、それがスタジアムセクションのある第3セクターに影響する。だから、一貫して速いラップをまとめあげるのは難しい。僕らはマシンパフォーマンスのぎりぎりのところで戦っているから、正しくセットアップしなければ、大きく順位を落とすことになる。それが今日起こったことだ。いいレースができるように雨を望んでいるが、明日、降るかわからない。」

スティーブ・クラーク レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア
「昨夜は作業に進展があり、セットアップを変えることで昨日に比べてマシンを改善することができた。これは、ルーベンスにもジェンソンにもあてはまることで、2人の予選でのペースは非常に接近していた。ルーベンスは6コーナーでタイムを落としたことが響き、Q2進出を逃した。ジェンソンの14番手は、今日のマシンを最大限に使って達成したものだ。だが、1台をQ2に進めることができてよかったと思っている。どちらのマシンも後方からのスタートとなるため、オープニングラップでアクシデントに巻き込まれる可能性は高い。また、順位を上げるのも難しいだろう。明日のレース中には雨が降らないと予測しているため、ドライバーたちは忍耐のレースで、途中で起こりうるチャンスを待つことになる。ここまで、多くのドライバーたちが次々にミスしているのを見ればわかるように、路面は非常に不安定なようだ。このことと、グリッドの中団は非常に接近していることを考えれば、ポイント争いにはたくさんのマシンが絡めるのではないかと思っている。」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1ドイツGP