ルイス・ハミルトン F1エミリア・ロマーニャGP「フェラーリとの一体感を感じた」

イモラでは土曜日の予選で苦戦し12番グリッドからのスタートとなったが、そこから見事なリカバリー走行を披露。惜しくも表彰台は逃したものの、フェラーリ移籍後ベストとなるグランプリ結果を収めた。
レース序盤、ハミルトンはスタートで1つ順位を落とし、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリの後方に位置した。だが、バーチャルセーフティカーのタイミングで両者ともにピットインし、ここからハミルトンは7度のワールドチャンピオンらしい華麗なオーバーテイクを連発。5番手まで浮上した。
アントネッリのマシンがストップしセーフティカーが導入されると、ハミルトンは再びハードタイヤへ交換し7位に後退したが、すぐにポジションを回復。ジョージ・ラッセルを抜いて6位に上がると、さらにシャルル・ルクレールとアレックス・アルボンの接触を機に一気に2台をパスし、最終的に4位でチェッカーを受けた。
40歳となったハミルトンはレース後、ついにSF-25との本当の一体感を感じられたことに満足感を示した。
「ポジティブな要素はたくさんあるけど、まず戦略が素晴らしかった」と語るハミルトン。
「本当に見事だった。判断はどれも正しかったと思う」
「中国ではマシンとの一体感を感じていて、それが今日、もう一度あったんだ」
「本当にシナジーを感じられた。セットアップも良かったと思う」
「レースペースは少し改善できたけど、あとは予選でポテンシャルを引き出すことが必要だ」
「もしもっと上位でスタートできていれば、表彰台争いができていたはず。正直、今日はそこまで行けるとは思っていなかったからね」

また、イモラに集まったティフォシの声援についても「信じられないほど素晴らしかった」と称賛を送った。
ハミルトンにとって、今回の4位は今季のグランプリにおけるベストリザルト。中国スプリントでの勝利や、マイアミでのチーム無線の混乱もあったなかで、フェラーリとしても待ち望んでいた好結果だった。
中国スプリントとの比較については「中国も最高だったけど、今回の方が上だと思う」とコメント。
「後方から追い上げる展開って、子どもの頃から好きなんだ。ポールトゥウィンよりも、そっちの方が断然気持ちいい。間違いなく、すごく良いレースだったよ」と喜びを語った。
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