オスカー・ピアストリ F1での走りをプロストに重ねる声に「とてもクール」
アラン・プロストがF1選手権リーダーであるオスカー・ピアストリを称賛したことを受け、オーストラリア人のピアストリは「4度の王者からそんなに熱烈に評価されるのはとてもクールだ」と語った。

プロストとピアストリは以前アルピーヌで共に仕事をしており、フランス人はチームのアドバイザー兼非常勤取締役、ピアストリはジュニアアカデミーの一員だった。

ピアストリを推してきたプロストは、グッドウッドでカルン・チャンドックに語った際、8度の勝利を挙げたピアストリには自身と似た資質があると述べた。

「彼の振る舞いが好きだ。正しいタイミングでオーバーテイクすることを考え、もう少し賢く立ち回る。それが少し自分に似ている」

この発言がオーストスポーツ誌によって伝えられると、ピアストリは「とてもクール」と応じ、その比較の一部には同意した。ただし、プロストが現役だった時代とはF1が進化しており、同じアプローチでも実行の仕方は異なると付け加えた。

「アランからそう言われるのはとてもクールだ。プロストと比較されることは何人かからも言われてきた。僕自身もいくつかの点ではそう見ている」とピアストリは語った。

「ただ、当時は信頼性に関する懸念がもっと多く、ドライバーによる信頼性の問題も多かった。だからある意味ではかなり違うけれど、考え方は同じ部分もあって、一貫性を保とうとしている」

さらにピアストリは、勝利を狙う際もポイントを失いすぎないようリスクを管理することが重要だと述べた。ただし同じインタビューで、チャンピオンシップのポイント計算を過剰に考えすぎないことも有益だと説明した。

現在メルボルン出身のピアストリは、チームメイトのランド・ノリスに9ポイント差で首位に立っている。しかしノリスが直近4戦のうち3勝を挙げ、その差は縮まっている。シルバーストンでのペナルティやハンガリーでのノリスの1ストップ作戦などは、ピアストリにとって痛手となった。

「1位と2位を争うときは7ポイントの差だけど、リタイアすれば18点や25点を失う可能性がある」とピアストリは付け加えた。

「だからレースを完走して一貫性を保ち、不必要なリスクは取らないことが重要だ。その点では今も変わっていないけれど、その理由付けは当時とはかなり違うと思う。考え方は似ていると思うし、それは過去にかなりうまく機能してきた」

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カテゴリー: F1 / オスカー・ピアストリ / マクラーレンF1チーム