ルイス・ハミルトン F1マイアミGP予選Q2敗退「新品ソフトを使うべきだった」

ハミルトンのチームメイトであるルクレールは予選8番手でセッションを終え、SF-25の最大限の実力を示した。
だが、ルクレールがQ3へ進んだのに対し、ハミルトンは反対側のガレージでそれを再現することができなかった。
その数時間前、ハミルトンはウェットコンディションで優れた戦略判断を見せ、スプリントで3位表彰台を獲得していた。
しかしその後の予選では、最初のアタックが十分ではなく、Q2突破に向けてラップが必要となった。
ルクレールは新品ソフトタイヤでタイムを改善して突破したが、フェラーリはハミルトンに同じ対応を取らず、結果としてフェラーリ移籍後初めてQ3に進めなかった。
リプレイでは、最終ラップのターン17でのロックアップがハミルトンのタイムに大きく響いた様子が映し出されていた。
その後ハミルトンはメディアに対しペース不足を認めつつも、新品ソフトを使っていれば助けになったと主張した。
「(走行ごとに)クルマのフィーリングが毎回違う」とハミルトンはメディアに語った。
「ウィリアムズに予選で負けたし、彼らは素晴らしい仕事をしているけど、純粋なペースではそれが現状だ」
「シャルルは運良く(Q2を)突破できた。彼は新品タイヤを履いていたと思う。それでなんとか突破した」
「僕にはもう1セット新品タイヤが残っていた。使うべきだった」
ハミルトンは、フェラーリが問題の解決に「取り組んでいる」と主張しつつも、明らかにチームには現時点で十分な速さが欠けていると考えている。

アップグレードが必要だと語るハミルトン
チームと自分自身がマシン改善に向けて前進していると感じるか問われると、彼は次のように答えた。
「そうだね。スプリントでは良かった」
「でも言った通り、今の僕たちはその位置にいる。
「アップグレードが必要だし、改善すべき点がたくさんある」
今シーズン、スプリントがハミルトンにとって唯一の希望の光となっている。中国でフェラーリとして初勝利を挙げ、マイアミでもトップ3に入った。
しかし、グランプリの予選や決勝ではうまくいかない状況が続いている。
最近の成績について、問題は自分ではなくマシンにあると指摘されると、ハミルトンはここ数戦で自分は全力を尽くしていると主張した。
「そうだね、自分の中ではそうは感じていない」
「言った通り、僕はすべてを試しているし、僕たちみんなも全力を尽くしている」
「今日はほんのわずかな差でQ2で落ちた」
「もし新品タイヤで走っていたら、Q3には行けていたと思う」
「でも結局のところ、8番手か9番手でシャルルと並んでいただけ。大きな違いにはならなかったかもしれない」
「でも重要なのは、僕たちは取り組んでいるということ。そして今のところ、僕たちには大きくペースが足りていないということだ」
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