ルイス・ハミルトン 2025年のフェラーリF1移籍が正式発表
ルイス・ハミルトンが、スクーデリア・フェラーリに2025年F1シーズンから移籍することが正式に発表された。

フェラーリは「スクーデリア・フェラーリは、ルイス・ハミルトンが複数年契約で2025年にチームに加わることを発表できることを嬉しく思う」と短い声明でハミルトンの加入を正式発表した。

ルイス・ハミルトンの移籍は、スクーデリア・フェラーリで現在シャルル・ルクレールとパートナーを組むカルロス・サインツが現在の任期満了後の2025年に別のチームでドライブすることを意味する。ルクレールは最近フェラーリと長期契約を結んだ。

昨年夏、ルイス・ハミルトンは、メルセデスF1チームとの契約を2024年と2025年の2年間延長したが、その1年後にフェラーリに移籍する。

2007年にデビューし、翌年には自身初のワールドタイトルを獲得したマクラーレンから2013年にブラクリーンに移籍したハミルトンにとって、このニュースは12年間のメルセデスでの生活に終止符を打つことになる。

この移籍は大成功を収め、メルセデスは2014年のターボハイブリッド時代の幕開けに圧倒的な強さを見せつけた。チームメイトのニコ・ロズベルグに敗れたのは2016年だけだった。

ハミルトンはメルセデスで103勝中82勝、ポールポジション獲得104回中78回を記録し、史上最も成功したドライバーとしての地位を不動のものとした。

ハミルトンの王座は物議を醸した2021年のタイトル対決で最終的にマックス・フェルスタッペンに奪われ、その後メルセデスはレッドブルにトップの座を奪われ、2022年レギュレーションが施行されて以来ハミルトンは勝利を収めていない。

39歳になったハミルトンはキャリアの秋に遅めの転機を選び、GP2のARTでチーム代表だったフェラーリのチーム代表フェド・バスールとの再会を選択した。

フェラーリは2025年以降に向けてルクレールと再契約したが、サインツとの契約交渉はそれほど迅速には進まず、ハミルトンの獲得がその根本的な理由として浮上していた。

ハミルトンの加入により、フェラーリで最初の2つのグランプリ優勝を果たしたサインツはマラネロでの4年間の期間に終止符を打つことになる。

29歳のサインツは、マクラーレン、ルノー、トロロッソでの初期のスティントを経て、チームとして5回のポールポジション獲得とさらに16回の表彰台を獲得した。

ハミルトンの突然の新天地への出発は、ジョージ・ラッセルと並んで2025年のメルセデスのドライバーラインナップに空席を残すことになる。

サインツとの直接の交換に加え、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボン、アルピーヌのエステバン・オコンも、メルセデスが今後数週間から数カ月にわたって検討するオプションの一つとなる可能性がある。

ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ