ルイス・ハミルトン、新型コロナの影響隠せず「まだ肺に違和感がある」 / メルセデス F1アブダビGP 予選
メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、新型コロナウイルス感染からの復帰戦となるF1アブダビGPの予選で3番手に沈んだ。

前戦F1サヒールGPでは、新型コロナウイルスに感染したことで27年のキャリアで初めてレースを欠場したルイス・ハミルトン。今週末のF1アブダビGPでメルセデスF1のコックピットに戻ったハミルトンだが、週末の出だしから苦戦を強いられた。

予選Q1でもソーセージ縁石に強くヒットしたことでフロアを損傷させたルイス・ハミルトン。最終的にポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンから0.086秒差、チームメイトのバルテリ・ボッタスにも0.061秒差で敗れ、3番手グリッドに終わった。ハミルトンがアブダビGPでフロトロー以外からスタートするのは12年間で2回目となる。

「戻ってこれたことに感謝している。おそらくまだ100%ではないけど、それでも全力を尽くした」とルイス・ハミルトンは予選後の記者会見で語った。

まず、予選Q1でのマシンのダメージついてルイス・ハミルトンは「少しダメージがある」とコメント。

「週末を通してあそこで膨らんだのは初めてだったし、フロアに少しだけダメージを負ったけど、それほどではないし・・・ダメージがなかったらポールを獲れていたとは思わない。確かにそれは役には立たなかったけど、それでもスタッフは修復するために良い仕事をしてくれた。今晩、そこは修正させるはずだ」

体調は100%ではないと語るルイス・ハミルトンだが、新型コロナウイルスの症状については多くを語らなかった。

「当然のことながら、すべてを詳細に説明したくはない。でも、オーストラリアで言ったように、ウイルスがいかに深刻で、苦しんでいる人、愛する人を失ってしまった人、どれだけ厄介なウイルスなのかというのが本当に理解することができる」

「100%ではない。まだ肺に少し違和感があるけど、それでも、普通なら片腕だけでもドライブする。それがレーシングドライバーとしての僕たちの仕事だ。身体的には間違いなく最も簡単なレースではないけど、すべてを管理し、自分が持っているすべてを出し切るつもりだ」

「全体的なエネルギーだと思う。症状の一つは本当に体力が消耗させることにある。できるだけ眠って体力を回復させようと努めてきたけど、おそらく以前ほど簡単ではない。その週はかなり体重が減ったし、前回のレースのように100%とは言えないけど、明日は全力を尽くす」

「難しい週末だった。リズムを取り戻したばかりだ。ほんの数週間しか離れていなかったけど、勢いを失ったように感じているし、今週末はバランスに本当に苦労した」

それでも7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、最終戦で優勝してシーズンを締めくりたいと語る。

「もちろん、最初からスタートできた方がいつだっていいけど、いつもそうとは限らないし、さらにエキサイティングなレースにになるだろう。自然に追い抜くのは非常に難しいコースだけど、戦略などいろいろと可能かもしれない…スタートが重要です。最初の数周、それらのスティント、どうすればそれを好転させることができるかを考え出していくことに間違いなく興奮している」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1 / F1アブダビGP