ルイス・ハミルトン 「新型コロナ対策でF1王者への“孤独感”が増幅」
メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、F1ワールドチャンピオンの探求は“孤独な旅”のように思えるし、今年のF1における新型コロナウイルスの感染対策はその感情を増幅させていると語る。

新型コロナウイルスの世界的な大流行により、2020年のF1世界選手権は開幕10戦の中止を余儀なくされたが、7月初旬にレッドブル・リンクでようやく開幕を迎えることができた。

ただし、F1チームを含めたF1コミュニティ全体は、ソーシャルディスタンス、マスクやフェイスガードといったPPE保護の着用の義務化、および人員の組織化されたバブルを含む厳格な安全ルールの下運営されている。

開幕以来、ルイス・ハミルトンは、各サーキットで自分のモーターホームで過ごしており、バブルの一員であるフィジオのアンジェラ・カレンと大部分の時間を費やしている。

「アンジェラと一緒にいるけど、とにかく僕とアンジェラだけだ」とルイス・ハミルトンは説明する。

「彼女には自分の部屋があり、ロスコー(ハミルトンの犬)はリビングルームで寝ている。通常、僕は夕方に運動する。ロスコーが2番目だ」

「特にこの機会の間、僕は誰とも遊んではいない。去年はキャンプ場にみんなと一緒にいれば、一緒にバーベキューをすることができましたけど、今は明らかにそんなことはしていない」

ルイス・ハミルトンは、外界との交流が制限された実際のほぼ静的なバブルで生活しながら、F1ワールドチャンピオンを追い求めることは、特にコース内外でのバランスを維持しながら世界中を移動することに慣れていた自分にとって“精神的”な課題をもたらす特異な状況であると認めている。

「それは間違いなく挑戦だと思う」とルイス・ハミルトンは語る。

「もちろん、誰もが同じボートに乗っている。おそらく、チャンピオンシップを戦うF1ドライバーの旅は、孤独な旅のように感じることがよくある」

「今年それは増幅している。バブル内の人々に制限されているし、もちろん、移動そうだ」

「以前なら僕は旅行をして他にポジティブなことを見つけていた。でも、今年はバランスをキープするために他のことを実行するのははるかに困難だ。友達といたりして、その完璧なバランスを見つけることはできない」

「なんて言えばいいのかわからないけどね。でも、みんながそうしていると思う。本当に挑戦だし、個人的には精神的に本当の試練だ」

「皆さんは家族やスタッフと会えるかもしれないので、どうかはわからないけど、僕はそうではない。でも、見てのとおり、僕は集中しているし、これまでと同じくらい動機づけられている。例えるなら、それはスプリントではなく、マラソンだ」

「とにかく集中し続けている。年末にリスクがもう少し減れば、もう少し楽しめることはわかっているし、家族と一緒に過ごせることを願っている」

ルイス・ハミルトンが過ごすモーターホーム

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1