F1 ルイス・ハミルトン ロシアGP
ルイス・ハミルトンは、F1ロシアGPのレース終盤にバルテリ・ボッタスにポジションを返すことを考えていたことを明かした。

ルイス・ハミルトンは、F1ロシアGPの決勝で今季8勝目を挙げ、ドライバーズ選手権でセバスチャン・ベッテルに対するリードを50ポイントに拡大。自身5回目のF1ワールドチャンピオン獲得に大きく前進した。

しかし、ロシアでの勝利は心から喜べるものではなかった。メルセデスはレース中盤にそれまでリードしていたバルテリ・ボッタスに対し、ルイス・ハミルトンにポジションを譲るようチームオーダーを発令している。

今季まだ未勝利のバルテリ・ボッタスは、予選で素晴らしいパフォーマンスを見せてポールポジションを獲得。レースでも堅実な走りで何もなければ勝利を手にしていたはずだった。

しかし、バルテリ・ボッタスは忠実にチームオーダーに応え、ハミルトンにポジションを譲った。

レース後、ルイス・ハミルトンは、終盤にバルテリ・ボッタスにトップの座を返すことを本気で考えていたと語った。

「そのことが頭をよぎっていたし、本気でそれについて考えていた」とルイス・ハミルトンはコメント。

「ラスト12周で『リードしているのが変な感じがする、あまり素晴らしい気分ではない』と考えていた」

「バルテリは週末を通して素晴らしい仕事をしていたし、昨日の予選でもね。僕が彼がそこにいることをどれくらい嬉しく思っていたかをわってもらえたと思う」

「バルテリには僕が求めたわけではないことを保証したい。でも、チームはそれが適切な行為だと感じている。とても居心地の悪い立場にいる」

罪悪感を感じていたと語るルイス・ハミルトンだが、今後、メルセデスに最悪のシナリオが起きた場合にここでの25ポイントは大きな意味を持ってくると感じていると語る。

「僕たちにはこの10ポイントが必要だった。クルマが壊れたり、2台のエンジンを失って、1~3ポイントでチャンピオンシップを逃すことになったら、この日のことを振り返り、チームとして仕事をしていなかったと言うだろう」

「それが彼らの推論だった。飲み込むのは難しいけどね」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1 / F1ロシアGP