F1ロシアGP 結果 | ルイス・ハミルトンが今季8勝目!メルセデスが1-2!
2018年のF1世界選手権 第16戦 ロシアGPの決勝レースが9月30日(日)にソチ・オートドロームで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝。2位にはバルテリ・ボッタスが入り、メルセデスが1-2フィニッシュを果たした。
トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーともに序盤にマシントラブルでリタイアでレースを終えた。
ソチ郊外の特設サーキットは、2014年冬季オリンピック会場に隣接したサーキット。オリンピック村の周囲に公道とクーロズドコースが混在したソチ・オートドロームは、高速での戦いが予想され、パワーユニットの性能が重要になる。
ピレリは、今年のロシアGPに昨年よりも柔らかいハイパーソフト(ピンク)、ウルトラソフト(パープル)、そして、スーパーソフトを飛ばしてソフト(イエロー)という前戦シンガポールと同じ3種類のタイヤを選択。レースではソフトとウルトラソフトのいずれか1セットを使用しなければならない。
スタート前にはにわか雨がサーキットに降ったが、気温23.4℃、路面温度24℃のドライコンディションでレースはスタート。
優勝はメルセデスのルイス・ハミルトン。2番グリッドからスタートして2番手を走行していたが、25周目にメルセデスはチームオーダーを発令してトップを走行してペースが上がらないバルテリ・ボッタスと順位を入れ替える。ルイス・ハミルトンは今季8勝目、通算70勝目。2位にはバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが1-2フィニッシュを達成した。
3位表彰台にはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが入った。今回の結果でポイントリーダーのルイス・ハミルトンとの差は50ポイントに広がった。
以下、キミ・ライコネン(フェラーリ)が4位、19番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が5位、18番グリッドからスタートしたダニエル・リカルド(レッドブル)が6位。ベスト・オブ・ザ・レストとなる7位はザウバーのシャルル・ルクレール。ケビン・マグヌッセン(ハース)、エステバン・オコンとセルジオ・ペレス(フォースインディア)までがトップ10入り。
予選Q2を走らずにタイヤを自由に選択できる6列目を確保したルノーだが、その戦略は機能せず、ニコ・ヒュルケンベルグが12位、カルロス・サインツが17位でレースを終えた。
■F1ロシアGP レース展開
メルセデスとフェラーリは2台ともウルトラソフト、それ以外のトップ10はハイパーソフトでスタート。トップ10以降ではルノーの2台、レッドブルの2台、ピエール・ガスリーがソフト、ブレンドン・ハートレーがハイパーソフト、それ以外がウルトラソフトをスタートタイヤに選択した。
レースはクリーンなスタート。オープニングラップを終えて上位5台の順位は変わらない。後方ではピエール・ガスリーは単独スピンを喫して最下位まで順位を落としている。
2周目にシャルル・ルクレールがケビン・マグヌッセンを抜いて5位に浮上。19番グリッドからスタートのマックス・フェルスタッペンは3周目には9番手まで順位を上げている。
3周目、リアタイヤをロックさせてフラットスポットを作ったブレンドン・ハートレーがピットインしてソフトに交換。だが、4周目にはブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーがマシンをガレージに入れてリタイアした。ガスリーはスピンした際にブレーキの問題を報告しており、2台ともそれが原因でリタイアを決めたようだ。
8周目にマックス・フェルスタッペンが5番手まで浮上。4番手のキミ・ライコネンとの差は14秒。
ここからトップ10内のハイパーソフト組が続々とピットイン。全員がソフトタイヤを選択する。
12周目、トップを走行していたバルテリ・ボッタスがピットイン。マックス・フェルスタッペンの後ろの5番手でコースに復帰する。翌13周にはセバスチャン・ベッテルがピットインしてボッタスの後ろでコース復帰する。
15周目、暫定トップのルイス・ハミルトンがピットイン。ベッテルの後ろの5番手でコースに復帰するが、翌周には順位を取り戻す。
19周目、キミ・ライコネンがピットイン。ベッテルの後ろの5番手でコースに復帰。これでマックス・フェルスタッペンが暫定トップに躍り出る。コース上の全マシンがソフトタイヤとなる。ダニエル・リカルドは6番手まで順位を上げている。
25周目、メルセデスはペースが上がらないバルテリ・ボッタスにチームオーダーを発令。ルイス・ハミルトンを前に出す。
チームメイト同士のレースを禁止しているフォースインディアもチームオーダーを出し、先行マシンを抜くことが条件にセルジオ・ペレスを前に出して10番手と11番手を入れ替える。
36周目、7番手を走行していたニコ・ヒュルケンベルグがピットインしてウルトラソフトに交換。エステバン・オコンの6秒後ろの11番手でコースに復帰する。数周が経過したタイミングでフォースインディアは2台の順位を戻してオコンが前に出る。
40周目、6番手を走行していたダニエル・リカルドがピットイン。ウルトラソフトに交換するとともに、1周目にダメージを負っていたフロントウイングも交換。そんまま6番手でコースに復帰する。
43周目、暫定トップを走行していたマックス・フェルスタッペンがピットイン。ウルトラソフトに交換してキミ・ライコネンの14秒後ろの5番手でコースに復帰。これで全マシンがピットインを終了。ハミルトン、ボッタス、ベッテル、ライコネン、フェルスタッペン、リカルドの順。中団前のトップはシャルル・ルクレールで残り10周を迎える。
レースはそのまま大きな動きはなく進行。ルイス・ハミルトンが今季8勝目を挙げた。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ロシアGP
トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーともに序盤にマシントラブルでリタイアでレースを終えた。
ソチ郊外の特設サーキットは、2014年冬季オリンピック会場に隣接したサーキット。オリンピック村の周囲に公道とクーロズドコースが混在したソチ・オートドロームは、高速での戦いが予想され、パワーユニットの性能が重要になる。
ピレリは、今年のロシアGPに昨年よりも柔らかいハイパーソフト(ピンク)、ウルトラソフト(パープル)、そして、スーパーソフトを飛ばしてソフト(イエロー)という前戦シンガポールと同じ3種類のタイヤを選択。レースではソフトとウルトラソフトのいずれか1セットを使用しなければならない。
スタート前にはにわか雨がサーキットに降ったが、気温23.4℃、路面温度24℃のドライコンディションでレースはスタート。
優勝はメルセデスのルイス・ハミルトン。2番グリッドからスタートして2番手を走行していたが、25周目にメルセデスはチームオーダーを発令してトップを走行してペースが上がらないバルテリ・ボッタスと順位を入れ替える。ルイス・ハミルトンは今季8勝目、通算70勝目。2位にはバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが1-2フィニッシュを達成した。
3位表彰台にはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが入った。今回の結果でポイントリーダーのルイス・ハミルトンとの差は50ポイントに広がった。
以下、キミ・ライコネン(フェラーリ)が4位、19番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が5位、18番グリッドからスタートしたダニエル・リカルド(レッドブル)が6位。ベスト・オブ・ザ・レストとなる7位はザウバーのシャルル・ルクレール。ケビン・マグヌッセン(ハース)、エステバン・オコンとセルジオ・ペレス(フォースインディア)までがトップ10入り。
予選Q2を走らずにタイヤを自由に選択できる6列目を確保したルノーだが、その戦略は機能せず、ニコ・ヒュルケンベルグが12位、カルロス・サインツが17位でレースを終えた。
2018年 第16戦 F1ロシアGP 決勝 順位・結果
順位 | No | ドライバー | チーム |
---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス |
2 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス |
3 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ |
4 | 6 | キミ・ライコネン | フェラーリ |
5 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル |
6 | 3 | ダニエル・リカルド | レッドブル |
7 | 16 | シャルル・ルクレール | ザウバー |
8 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース |
9 | 31 | エステバン・オコン | フォース・インディア |
10 | 11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア |
11 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース |
12 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー |
13 | 9 | マーカス・エリクソン | ザウバー |
14 | 14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン |
15 | 18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ |
16 | 2 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン |
17 | 55 | カルロス・サインツ | ルノー |
18 | 35 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ |
10 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | |
28 | ブレンドン・ハートレー | トロロッソ・ホンダ |
■F1ロシアGP レース展開
メルセデスとフェラーリは2台ともウルトラソフト、それ以外のトップ10はハイパーソフトでスタート。トップ10以降ではルノーの2台、レッドブルの2台、ピエール・ガスリーがソフト、ブレンドン・ハートレーがハイパーソフト、それ以外がウルトラソフトをスタートタイヤに選択した。
レースはクリーンなスタート。オープニングラップを終えて上位5台の順位は変わらない。後方ではピエール・ガスリーは単独スピンを喫して最下位まで順位を落としている。
2周目にシャルル・ルクレールがケビン・マグヌッセンを抜いて5位に浮上。19番グリッドからスタートのマックス・フェルスタッペンは3周目には9番手まで順位を上げている。
3周目、リアタイヤをロックさせてフラットスポットを作ったブレンドン・ハートレーがピットインしてソフトに交換。だが、4周目にはブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーがマシンをガレージに入れてリタイアした。ガスリーはスピンした際にブレーキの問題を報告しており、2台ともそれが原因でリタイアを決めたようだ。
8周目にマックス・フェルスタッペンが5番手まで浮上。4番手のキミ・ライコネンとの差は14秒。
ここからトップ10内のハイパーソフト組が続々とピットイン。全員がソフトタイヤを選択する。
12周目、トップを走行していたバルテリ・ボッタスがピットイン。マックス・フェルスタッペンの後ろの5番手でコースに復帰する。翌13周にはセバスチャン・ベッテルがピットインしてボッタスの後ろでコース復帰する。
15周目、暫定トップのルイス・ハミルトンがピットイン。ベッテルの後ろの5番手でコースに復帰するが、翌周には順位を取り戻す。
19周目、キミ・ライコネンがピットイン。ベッテルの後ろの5番手でコースに復帰。これでマックス・フェルスタッペンが暫定トップに躍り出る。コース上の全マシンがソフトタイヤとなる。ダニエル・リカルドは6番手まで順位を上げている。
25周目、メルセデスはペースが上がらないバルテリ・ボッタスにチームオーダーを発令。ルイス・ハミルトンを前に出す。
チームメイト同士のレースを禁止しているフォースインディアもチームオーダーを出し、先行マシンを抜くことが条件にセルジオ・ペレスを前に出して10番手と11番手を入れ替える。
36周目、7番手を走行していたニコ・ヒュルケンベルグがピットインしてウルトラソフトに交換。エステバン・オコンの6秒後ろの11番手でコースに復帰する。数周が経過したタイミングでフォースインディアは2台の順位を戻してオコンが前に出る。
40周目、6番手を走行していたダニエル・リカルドがピットイン。ウルトラソフトに交換するとともに、1周目にダメージを負っていたフロントウイングも交換。そんまま6番手でコースに復帰する。
43周目、暫定トップを走行していたマックス・フェルスタッペンがピットイン。ウルトラソフトに交換してキミ・ライコネンの14秒後ろの5番手でコースに復帰。これで全マシンがピットインを終了。ハミルトン、ボッタス、ベッテル、ライコネン、フェルスタッペン、リカルドの順。中団前のトップはシャルル・ルクレールで残り10周を迎える。
レースはそのまま大きな動きはなく進行。ルイス・ハミルトンが今季8勝目を挙げた。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ロシアGP