キミ・アントネッリ F1ベルギーGP優勝「勢いはずっとあった」

バーチャル・セーフティカー(VSC)によって一時は首位を失いながらも逆転勝利を飾ったアントネッリは、「モメンタム(momentum)はずっとあった。ただ結果を出せていなかっただけ」と振り返り、苦しい数戦を経て再び勝利をつかんだ喜びを語った。
VSCの不運を乗り越えて勝利
アントネッリは決勝を振り返り、「トップに戻ることができて本当にうれしい。ここ数戦は難しいレースが続いていた。VSCで首位を失ったけど、そこから順位を取り戻すことができた。シャルルはとても速く、最後まで抑え切らなければならなかったので、本当に厳しい勝利だった」と語った。
決勝ではVSCのタイミングに恵まれず、一度は首位を明け渡す展開となったが、「少し悔しかったけど、こういうことは予測できない。鈴鹿ではセーフティカーのタイミングで運が味方してくれたし、今日は逆だった。それでも、その時々で最大限の結果を持ち帰るしかない」と冷静に受け止めた。
また、スタート直後にはマックス・フェルスタッペンとの激しい攻防を繰り広げた。
「正直、何が起きているのか分からなかった。マックスがオー・ルージュの手前で抜いていったと思ったら僕が抜き返し、そのあとシャルルまで並びかけてきた。ミラーを見るたびに何台ものマシンが見えて、本当にクレイジーなスタートだった。でも接触せずに切り抜けられて良かった」と振り返った。

「モメンタムは失っていなかった」
チームメイトのジョージ・ラッセルがリタイアしたことで、アントネッリは選手権首位のリードをさらに拡大した。
しかし本人は、「モメンタムはずっとあった。ただ結果を出せていなかっただけ」と改めて強調した。
「今日は選手権という意味では少し運もあった。でも状況は本当に簡単に変わる。だからこそ、すべてのチャンスを確実にものにしていかなければならない」
「僕は毎週末、マシンに乗ったら最高のパフォーマンスを発揮することだけに集中している。新しいレギュレーションでは予測できないことが本当に多いから、1戦ずつ積み重ねていくだけだ」と語り、ランキングのリードにも気を緩めることはなかった。
次戦ハンガリーGPについては、「バッテリーの影響が少ないサーキットなので、トップ4チームはかなり接近すると思う。モナコのように純粋な速さが重要になるコースで、とても僅差の戦いになるはずだ」と予想した。
さらに昨年のベルギーGPを振り返り、「去年のここでは、おそらく精神的にどん底だった。今年の自分を当時想像できたかと聞かれたら、間違いなく『ノー』と答えていただろう」と明かし、この1年での大きな成長を感慨深く振り返った。
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