ハースF1小松礼雄 「モナコGPの課題はスタートセットアップ」
ハースF1チームは、2024年F1第8戦モナコGPにむけてこれまで以上に準備を整えている。

チーム代表の小松礼雄によると、ハースF1チームが、シーズンで最も遅く、最も曲がりくねったモンテカルロ市街地コースのために具体的なパッケージに取り組んだのは今回が初めてだと示唆した。

「モナコが楽しみです」と小松礼雄は語る。

「今年はチームが風洞でかなり頑張ってくれて、例年とは違うモナコのダウンフォースレベルが求められるようになりました」

「マシンの安定性という点では、より安定しているように見えるし、モナコでは明らかにドライバーは自信を必要とします。

「まだわからないことのひとつは、クルマのバランスです。 モナコではアンダーステアが強すぎると速く走れない。それが今年のマシンの問題点のひとつだと思います。そのことは承知しているので、うまくバランスを取れるよう頑張っていますし、それができれば、かなり面白い週末になるかもしれません」

「モナコは予選がすべてであり、ドライバーの信頼がすべてで、トラックタイムがすべてなので、マシンのセットアップをいじりすぎることはできません。つまり、金曜日の朝にコースインするクルマは正しくなければならず、ドライバーにできるだけ多くの周回をさせればなりません。マシンのチューニングビットよりもそこにラップタイムがあります」

「課題は、走る前にマシンのセットアップを正しく行うことです。もしマシンを走らせてセットアップが適切でなかった場合、ガレージで15分もマシンを変更するわけにはいきません。走行と走行の間に、ドライバーにデータを見てもらい、どこを改善すべきかを確認し、できるだけ早くコースに出てもらう必要があります。エンジニアの課題は、スタートセットアップが大筋で決まっていることで、ドライバーに自信を持たせることに集中するだけです」

「他のサーキットとはまったく違うチャレンジだから楽しい。それがモナコの特徴だし、みんな楽しみにしています」

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム / F1モナコGP