坪井翔 ハースF1でテストデビュー決定「完璧な日にして夢を叶えたい」

ハースは2023年型F1マシン「VF-23」を使用したTPC(過去車両テスト)を8月6~7日に富士スピードウェイで実施することを発表し、昨年のスーパーフォーミュラ王者・坪井翔がF1マシン初走行に臨むことが明らかになった。
今回のテストにはハースのリザーブドライバーである平川亮も参加。F1日本GPが最後に開催された2008年以来の富士でのF1マシン走行となる。
30歳の坪井翔にとってこれはF1マシン初搭乗となり、トヨタのワークスチームTOM'Sでスーパーフォーミュラタイトルを獲得した翌年に訪れた大きなチャンスとなる。自身のSNSでは以下のように意気込みを語っている。
「このような素晴らしい機会を与えてくださったハースチームとTGR(トヨタ・ガズー・レーシング)に感謝します。もちろんF1マシンをドライブするのが本当に楽しみです。この一度きりのチャンスを完璧な日にして、夢を叶えたいです!」

このテストは、昨年発表されたハースとトヨタの協力関係の一環として行われるもので、ハースにとって日本でのTPCは初の試みとなる。
平川亮はこれまでにも複数回にわたってハースでの走行経験があり、2025年シーズンのF1バーレーンGPとスペインGPの金曜フリー走行にも出場している。また、坪井翔の前任のスーパーフォーミュラ王者・宮田莉朋も今年1月にヘレスでVF-23をドライブしている。
坪井翔は昨年、FIA F2に転向した宮田の後任としてTOM'Sからスーパーフォーミュラに参戦し、富士での3勝を含む活躍でシリーズチャンピオンを獲得。今年はランキング3位につけており、今週末には富士で第6戦・第7戦が行われる。
また、スーパーGTでもTOM'Sから参戦中の坪井翔は、過去3度のシリーズタイトルを獲得しており、今季もランキング首位を走って4度目の王座に挑んでいる。
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