ハースF1チーム 今季初2台揃ってSQ3進出「マシンが変身した」 ベルギーGP

シルバーストンでは苦しんだものの、スパではマシンが見違えるように変化。予選ではトウ(スリップストリーム)を活用しながら連携プレーを見せ、エステバン・オコンが“ベスト・オブ・ザ・レスト”の5番手、オリバー・ベアマンが7番手と絶好のグリッドを獲得した。
「素晴らしかったよ。すごくハッピーだ」とエステバン・オコンはコメント。
「チーム全員におめでとうを言いたい。シルバーストンでは何が悪かったのかを探るのに2週間かけてきたけど、アップグレード自体は正しい方向だったのに、マシンがすごく難しかった。でも今日、僕らはクルマを変身させることができたし、フィーリングはとても良かったよ」
「そして、今季初めて2台そろってSQ3に進めたのも最高の気分だ。もちろんこれはスプリント予選だから、気を引き締めて明日も同じことをやらなきゃいけないけどね」
チーム代表の小松礼雄も、オコンのパフォーマンスとチーム全体の立て直しを高く評価した。
「シルバーストンの日曜日を経て、我々としては何らかの反応が必要でしたし、クルマに力があるのは分かっていたので、今日はとても良い1日になりました」
「しっかりと集中して、チーム全体で協力して取り組むことが大事でしたし、それをしっかり実行できたと思っています。フリー走行1回目の準備も非常にうまくいきましたし、スプリント予選に向けて必要な調整もきっちりできました」
「全員の努力の賜物であり、クリーンな金曜日になったと思います。スプリント週末はどこも難しいですが、特にスパはなおさらです。その中で今日のような結果を出せたことを本当に誇りに思いますし、あとはP5とP7をしっかりポイントに変えていくことが重要ですね」

オリバー・ベアマンもまた、予選での連携と自身の成長に手応えを感じていた。
「プラクティスではミディアムとソフトか、ハードとソフトのどちらを使うか選択肢があったけど、僕はミディアムを選んだ。その方が予選の準備として自分にとって扱いやすいと感じたからね」とベアマンはコメント。
「ソフトでちゃんとしたラップをまとめることはできなかったけど、クルマには確実に速さがあると感じていたんだ。今日はその感触どおりだったし、本当に嬉しいよ」
「チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、2台そろってSQ3に進めたんだ。エステバンも素晴らしい走りだったし、最高の気分だよ」
「シルバーストンで新しいアップグレードを持ち込んでQ3に進出できたし、今回もまたペースが良いと感じている。この流れをしっかり維持していきたいね」
小松代表もベアマンの成長と安定感に好印象を持っている様子で、ハースにとって今季のターニングポイントとなる週末になりそうだ。
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