F1 ハースF1チーム
ハースF1チームのチームプリシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、ブラック&ゴールドの新しいF1マシンのカラーリングをJPSチーム・ロータスが採用した有名な配色を“完全にコピー”したとは思われたくないと語った。

ハースF1チームは、2019年のF1世界選手権から英国のエナジードリンク企業であるリッチエナジーと複数年のタイトルスポンサー契約を締結。2019年からチームは「リッチエナジー・ハースF1チーム(Rich Energy Haas F1 Team)」の名称で参戦する。

ハースF1チームは2月7日(月)、2019年F1マシン『VF-19』のカラーリングを披露。リッチエナジーのコーポレートカラーであるブラック&ゴールドのカラーリングに変貌を遂げた。

ブラック&ゴールドの配色は、1972年から1986年にロータスがJohn Player SpecialとのパートナーシップにおけるF1マシンで有名になった。そのカラーリングはロータスの名前がF1に復帰した2011年から2015年の間に復活している。

ギュンター・シュタイナーは、ブラック&ゴールドの配色には“センチメンタル”な魅力があるが、ハースF1チームとしては有名なロータスのカラーリングとは区別して区別して考えてもらいたいと語った。

「ブラック&ゴールドはかっこいいカラーリングだ。我々はそれを進化させて、ホワイトを加えた。そうでなければ、1980年代の完全なコピーになってしまうからね」とギュンター・シュタイナーはコメント。

「現在、我々はホワイトを加えることを進化させているし、それを前進させようとしている」

これまでハースF1チームは、チーム創設者のジーン・ハースの会社ハース・オートメーションのコーポレートからであるグレー&レッドのカラーリングを採用してきたが、ギュンター・シュタイナーは、ジーン・ハースはカラーリングの変更にはまったく反対していないと語る。

「クルマが素晴らしく、ジーンの会社であるハース・オートメーションがスポンサーとして掲載されちる限り、彼は満足している」とギュンター・シュタイナーは語った。

リッチエナジーのCEOを務めるウィリアム・ストーリーは、ブラック&ゴールドのVF-19は“美しい”と表現。ハースの上層部とは異なり、JPSロータスのことを意識していると語る、F1チームのスポンサーになあることで同社のブランディングは大きな影響を受けられるだろうと語る。

「私はJPSロータスが好きだった。史上最高のカラーリングだと思っている。探偵を雇わなくても、今回のハースのカラーリングがそれを意識しているのは明らかなことだ。それはとても楽しく、やりがいのあることだ」とウィリアム・ストーリーはコメント。

「私は子供の頃からアイルトン・セナ、アラン・プロスト、ナイジェル・マンセルを見て育ってきた。マンセルは好きなドライバーだ。バーミンガム出身者のハードチェージャーだ」

「F1は常に英国のスポーツの中心的存在であったと思う。私にとって、F1はどのブランドにとっても究極のプラットフォームだ」

「現時点でプラットフォームとしてF1を疑問視している人々は非常にたくさんいるが、私は個人的にはそれが力から力へと変わると信じている。所有権、以前の体制、そして未来について、非常に多くの話がありました。 しかし、私は最終的にそれが長期的に残ると思っている」

「F1はスポーツでは前例のないブランド価値を持っているし、我々にとってそれは素晴らしいプラットフォームだ、そして、我々は長期的にF1にいる意向だ。ハースはまさに我々のドリームパートナーだ。彼らはF1でゴリアテに挑むダビデであり、ドリンクビジネスでの我々も同じだ」

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム