F1:ロマン・グロージャン 「事故で気絶しなかった理由を理解したい」
ロマン・グロージャンは、モータースポーツの安全性をさらに高めるために、F1バーレーンGPでの事故について自分がどのように意識を保つことができたのかなど、もっと理解したいと思っていると語った。

ロマン・グロージャンは、時速221kmでArmcoバリアに激突。53Gがかかり、ハース VF-20は真っ二つとなり、マシンの残骸は炎上した。

ロマン・グロージャンは、なんとかマシンから脱出することができたが、手に火傷を負い、足首を捻挫したことから3日間入院することになった。

ロマン・グロージャンは、残りのシーズンを欠場することになったが、スイスに帰国することができ、そこで手の治療を続けている。

ロマン・グロージャンの個人的なパートナーの1つである神経科学会社MindMazeのクライアントにはハースF1チームとマクラーンも含まれており、事故で脳に何が起こるかをよりよく理解するためにバラクラバを開発している。

ロマン・グロージャンは、製品を宣伝するためのインタビューで「僕にとって次の大きなステップは、ヘルメットの中で脳に何が起こっているかを理解することだ」と語った。

「火傷を負いはしたけど、身体的に僕は無傷で出ることができた。グローブの安全性を向上させることができるのは確かだし、そこは第一歩だ。でも、ドライバーの脳内で何が起こっているかもステップだ」

「MindDriveがあれば、僕の事故で、脳、ヘルメット、ヘッドレストの間のどのような相互作用が起こっていたか、なぜ意識を失わなかったのかを理解できたと思う」

「60Gの衝撃では、数秒であっても意識を失うはずだけど、僕のように意識を保っていることはできないはずだ。それが僕の命を救った」

「脳にセンサーが付いているので、事故が発生したときに、ヘルメット、ヘッドレスト、安全性(一般的)を改善して、大きな衝撃を受けたドライバーでも意識を維持できることを理解してもらいたいと思っている。彼もやらなければならないことを認識している」

ロマン・グロージャンは、F1で行われてきた安全性の開発を称賛し続けた。

「今年のオーバーオールは耐火性が変更され、10秒増加した。レギュレーションは20秒と言われているけど、僕は28秒炎上した」とロマン・グロージャンは語った。

「シャシーの強度が上がり、モノコックが僕を守ってくれたし、それでも僕は脱出して炎から抜け出すことができた」

「もしシャシーが壊れていたら、足がなくなったり、壊れたりしていただろう。僕は立ち上がって出て行くことができなかっただろう」

「僕たちが事故から学べることはたくさんある。僕の場合、僕が生きているのはラッキーなことだ。僕は話すことができるし、すべてを覚えている」

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カテゴリー: F1 / ロマン・グロージャン / F1マシン