フォーミュラE リバティ・グローバルが筆頭株主に
フォーミュラEは、リバティ・グローバルがワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーが保有する全電動選手権の株式を取得し、同スポーツの筆頭株主となることを発表した。

株式取得が完了すると、リバティ・グローバルがフォーミュラEに占める持ち株比率は65%に増加し、同シリーズの支配株主となる。

リバティ・グローバルはは世界有数の多国籍通信企業であり、純資産は71億8000万ドルである。

この大きな発表は、フォーミュラEが2024/25年の17レースという記録的なカレンダーを発表してからわずか2日後のことだった。このカレンダーでは、シリーズがマイアミに戻ってくることが示されている。

「まず初めに、過去9年間フォーミュラEに支援と指導を提供してくれたワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーに感謝を述べたい」とフォーミュラEのCEO、ジェフ・ドッズは述べた。

「リバティ・グローバルは、事業の構築と成長において実績のある企業であり、我々が飛躍的な成長期を計画している今、彼らの投資は絶好のタイミングだった」

「私は10年以上も前からリバティの経営陣と個人的に知り合い、一緒に仕事をしてきた。彼らの専門知識とリソースをさらに活用できることを嬉しく思う。これは、我々のスポーツが持つ大きな可能性を証明するものだ」と述べた。

継続的な関係
この取引は、規制当局の承認を前提として、2024年末までに完了する予定である。

リバティ・グローバルはロンドン、アムステルダム、デンバーに本社を置き、10年前に初めてフォーミュラEに投資した。残りの35%の株式は引き続き少数株主が所有することになる。

この取引は、リバティ・メディアによるF1の所有権や、今後予定されているMotoGPの所有権とは無関係である。

「約10年前に初めて投資したフォーミュラEの経営権を取得できることを非常に嬉しく思う」と、リバティ・グローバルのCEO、マイク・フライズは述べた。

「フォーミュラEは、スポーツ界で最も先進的なサステナビリティ基準を取り入れながら、さらなる成長の可能性を秘めている。

「この投資は、ベンチャーポートフォリオ全体にわたる規律ある資本回転という当社の取り組みを継続し、非常に魅力的な事業への長期的な投資という戦略を推進するものである」

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カテゴリー: F1 / フォーミュラE