サム・バード、マクラーレン・フォーミュラEチームに移籍
サム・バードは、マクラーレン・フォーミュラEチームと来季の契約を交わし、全電動シングルシーター選手権でレネ・ラストが以前保持していたシートを引き継いだ。

サム・バードは、2014年のフォーミュラE創設以来、同シリーズの重鎮であり、過去9年間はヴァージン・レーシング、エンビジョン・レーシング、そして最近ではジャガーでドライバーを務めてきた。

36歳のバードは過去3シーズンをイギリスのメーカーで過ごし、その最初のシーズンのディルイーヤとニューヨークで2勝を挙げた。しかし、今シーズンは優勝を逃し、ドライバーズランキングでも8位に終わり、さらにチームメイトのミッチ・エバンスと2度衝突したこともあり調子を落とした。

来季のジャガーでのポジションはニック・キャシディに譲り、バードはマクラーレン移籍が強く噂されていたが、火曜日に最終的に確認された。

「マクラーレン・フォーミュラEチームと一緒に活動できることにとても興奮している。マクラーレン・レーシング・ファミリーのような多くの伝統と名声を持つチームの一員になれることは特別な気分だ」とE-Prixで11回優勝したバードは語った。

「シーズン10に向けて、フォーミュラEの先頭集団という自分たちの目指す場所に到達するためにやるべきことがいくつかあることは分かっている」

「チームの一員になれて最高の気分だし、シーズン準備のキックオフが待ちきれない。シーズン10でチームとともに成功を収めるために、やる気と意欲を燃やしている」

サム・バード マクラーレン フォーミュラE

マクラーレンは今季、メルセデスの参戦を実質的に引き継ぐ形でフォーミュラEに参戦。ドイツのメーカーはニック・デ・フリースとストフェル・バンドーンを擁して2つのチームタイトルと2つのドライバーズタイトルを獲得した後、選手権から撤退した。

イギリス人のジェイク・ヒューズはマクラーレンのルーキーシーズンで2度のポールポジションを獲得し、ドライバーズランキングではディリーヤで3位表彰台を獲得したラストと8ポイント差の12位でフィニッシュした。

ヒューズは先週、マクラーレンと再契約したことが発表され、BMWと契約したスポーツカーレーサーのラストは1シーズンでマクラーレンを去ることになった。

マクラーレン・レーシングのCEOであるザック・ブラウンは「サムをマクラーレン・レーシング・ファミリーに迎えることができて光栄だ」とコメント。

「フォーミュラEでの活動を通して、サムが素晴らしい才能の持ち主であることは証明されており、シーズン10でマクラーレン・フォーミュラEチームにさらなる成功をもたらすために、彼の経験と専門知識を活用したいと考えている」

「ジェイクとともに、フォーミュラEのグリッドで最強のコンビを組むことができると確信している」

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カテゴリー: F1 / フォーミュラE