FIA ルイ・マルケスがF1レースディレクターを継続&常任副ディレクターを設置
FIA(国際自動車連盟)は、ルイ・マルケスが2025年も引き続きF1レースディレクターの職を務めるとともに、常任副ディレクターにクレア・デュベルマンを任命したことを発表した。

ポルトガル人のルイ・マルケスは、2023年にエドゥアルド・フレイタスとともに同職に就任し、昨シーズンは単独で担当したニールス・ヴィティヒが、11月のラスベガスグランプリを前に、突然解雇されたため、その後任に任命された。

F1レースディレクターに昇格したルイス・マルケスは、フォーミュラ2を統括していたが、前任の副ディレクター、ジャネット・タンがカタールGPを前に解雇されたため、2024年の最終2ラウンドではF1、F2、F3のすべてに目を光らせる必要があった。

The Raceによると、マルケスは2025年もF1レースディレクターを継続し、FIAはクレア・デュベルマンを彼の常任副ディレクターに任命した。

クレア・デュベルマンはFIAのF1スポーツマネージャーであり、2017年に同機関に加わり、それ以前はF2やF3を含む26のシリーズを担当する選手権マネージャーを務めていた。

ルイス・マルケスとクレア・デュベルマンのパートナーシップは、2025年のF1カレンダー24レースを監督し、2019年に偉大なチャーリー・ホワイティングが亡くなって以来、何度か変更されてきたレースディレクターの役割に安定性をもたらすことを期待している。

先週、スペインのMarcaのインタビューで、FIA会長のモハメド・ビン・スライエムがコメントはこの変更を裏付けるものだ。

「間違いなく新しい人材が加わるだろうし、レースディレクターも1人以上になるだろう」

国際自動車連盟 F1ルイ・マルケスは昨年11月にF1レースディレクターに就任した。

FIA、F1レースオフィシャル人材の育成強化計画を推進
クラ・デュベルマンは、FIAが最近強化を図っているFIAのハイパフォーマンスプログラム(HPP)を通じてレースオフィシャルとしての教育を受けた。

先週スペインのマドリッドで開催されたFIA オフィシャルサミットで、このプログラムの第2サイクルが発表され、新たに12名(スチュワード6名、レースディレクター6名)がモータースポーツのオフィシャルとして育成されることが明らかになった。

候補者は男女半々で、5大陸11カ国から選ばれており、オフィシャル人材の層が厚くなることが期待されている。

FIAの広報担当者はThe Raceに対し、「このプログラムの目的は、FIAのハイパフォーマンスプログラムによって、将来にわたってレース運営を保証することにある」と述べた。

「スチュワードおよびレースディレクターの育成プログラムの一環として、FIA HPPは参加者に個別トレーニングと能力開発を提供し、モータースポーツの最高レベルで働く次世代のFIAオフィシャルを育成し、レース運営の頂点を目指す」

ビン・スライエムは、マドリッドで開催された関係者サミットで次のように述べた。「FIAは、審判の才能を見出し、育成することに専念している。また、アクセスのしやすさと多様性を確保することに専念し、サポート、トレーニング、能力強化の機会を提供することに専念している」

「2025年は我々のオフィシャルの年だ」

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カテゴリー: F1 / FIA(国際自動車連盟)