フェラーリF1の“静寂”に違和感 マイアミGPが転換点となる可能性

フレデリック・バスール代表も、シーズンの流れがマイアミ以降に変わる可能性を示唆しており、表面上のパフォーマンス以上に、チーム内部の状態が今後の勢力図を左右する要素として浮上している。
フェラーリに漂う“これまでにない静けさ”
モンタニーが最も強調したのは、純粋な速さではなく、マラネロ内部の空気感だった。
「今年のフェラーリは“落ち着き”そのものだ。コース上の戦いでも、開発の変化についても同じで、それが機能しようがしまいが気にしていない」
「ドライバーたちは前向きで、状況を理解していて、冷静だ。プロセスを信じている。僕にとって、疑念をまったく見せていない唯一のチームだ」
「だからこそ唯一、僕が気にしているチームでもある。彼らは他のチームがまだ理解していない何かを掴んでいるのではないか?」
過去10年で異例の安定感が意味するもの
モンタニーはさらに、ここまでの3戦におけるコメント内容にも注目する。
「最初の3戦で、彼らの発言に一度も不協和音がなかった。ここ10年で、これほど落ち着いたフェラーリを感じたのは初めてだ」
常に期待とプレッシャーが交錯してきたフェラーリにとって、この一貫した姿勢は異例だ。それは単なる雰囲気の変化ではなく、チームとしての確信の表れである可能性もある。
鍵を握るADUO マイアミで勢力図は動くのか
そして、もうひとつの重要な要素がADUOの存在だ。
このメカニズムは、パフォーマンスで劣るパワーユニットメーカーに開発面での優遇を与えるもので、フェラーリにとってはメルセデスとの差を縮めるチャンスと見られている。現在のフェラーリの弱点はパワー面にあると広く認識されており、ADUOが発動されれば状況が一変する可能性もある。
マイアミGPは、単なる1戦ではなく“新たな選手権の始まり”になる可能性があると指摘される中で、フェラーリの静かな自信がどこまで現実のパフォーマンスとして表れるのかが注目される。
Source: GMM
カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / F1マイアミGP
