F1 日本グランプリ 予選 | トップ10ドライバーコメント
2018年のF1世界選手権 第17戦 日本GPの予選が10月6日(土)に鈴鹿サーキットで行われた。
ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン、鈴鹿では2年連続、今シーズン8回目、通算80回目のポールポジションを獲得した。2番手にもバルテリ・ボッタスが続いて、メルセデスがフロントローを獲得。メルセデスのフロントロー独占は今季6度目。
3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、4番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。フェラーリは、Q3序盤のドライの状態でインターミディエイトで出ていくという失敗を犯し、後半に雨が強まったことでアタックできず、セバスチャン・ベッテルが9番手で予選を終えた。
トロロッソ・ホンダは2台揃ってQ3進出を果たし、ブレンドン・ハートレーが6番手、ピエール・ガスリーが7番手。鈴鹿で2台揃ってQ3に進出するのは、2015年にホンダがF1復帰して以来初めてとなる。
1番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「セッションの始まりはOKだったけど、ガレージの外を見ると雨がパラパラ降っていて、湿度がとても高かった。他のマシンがスピンするのが見えた。トラックが乾いていくのか濡れていくのかを知るのはとても難しかった。もちろん僕たちはウエットでプラクティスをしていなかったが、Q3はウェットになりそうに見えた。僕たちは誰かが最初にトラックに出ていくのをガレージの中で待っていた。今日の僕たちはチームとして正しい判断を下したと思う。2回目のアタックをすることができなかったので、最後はやや盛り上がりに欠けた。今日、チームはタイミングという点で素晴らしい仕事をしたし、ミスを犯さなかった。予選ではいつも大きなプレッシャーがかかるけど、全員が冷静で落ち着いていたし、チームとして一丸となって仕事をした。このチームと一緒に本当に素晴らしい旅をしているし、80回目のポールポジションが終わりにだとは思っていない。でも、これはマイルストーンだし、とても誇りに思ってる。このチームと過ごした過去6年間は素晴らしかった。全員を誇りに思うし、僕が自分の能力を発揮できるように全員が頑張ってくれていることに感謝している」
2番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「まず最初にルイスにおめでとうと言いたい。80回目のポールポジションは凄い数字だし、大きな尊敬に値する。今日のクルマは週末中と同じようにとても速かったし、予選で走るのは楽しかった。FP3ではかなり苦しんだ。クルマに全く安定感がなかったし、自信を見つけるのに苦労した。予選では良くなったし、Q2までにかなり良いと感じていた。Q3では1ラップにすべてが懸かっていたけど、セクター2と3で少しミスをしまった。でも、楽しかった。チームの全員が、今日僕たちが達成したこと、このクルマ、今日のチームの仕事ぶりを本当に誇りに思うべきだ。すべての判断が正しかったし、全員が冷静だった。外から見るとあわただしいセッションに見えたかもしれないけど、チーム内ではすべてが落ち着いていた。計画に沿って、正しい判断を下していたし、最終的にこの結果を生み出した」
3番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「今日は、チームとしてトラック内外でミスがなかった。Q3ではセットアップとコンディションを最適化できたし、明日は本当に良いグリッドポジションからスタートすることになった。Q3の初めに、すぐにインターミディエイトからスリックに交換したことが決め手だった。そのおかげでフェラーリよりも先にトラックに出て力強いラップタイムを記録することができた。昨日と比較してクルマのフィーリングとパフォーマンスにははるかに満足している。スタッフが一晩頑張ってくれたおかげで、よい予選セッションになった。メルセデスは、レースになれば僕たちがチャレンジするには速すぎると思うけど、良いスタートを切ればどうなるかわからない。セバスチャンがすぐに追い上げてくるだろうし、どこかの時点で守らなければならなくなるかもしれない。もちろんポジションを守るために全力を尽くすつもりだ。ベストな戦略を実行することに集中する必要があるし、表彰台でフィニッシュできることを願っている」
4番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「複雑なコンディションでのトリッキーな予選だった。Q3では、雨がもっと早く降ると考えたので、インターミディエイトタイヤで走ることにした。残念ながら、雨は降らなかったので、タイミングが少しずれてしまった。スーパーソフトに交換したけど、ターン14で濡れた縁石に触れて、少し膨んでしまい、タイムをロスした。もちろん、4番手は理想的ではないけど、ミスにもかかわらず、少なくともラップをまとめることはできた。3番手は容易に可能だったはずだ。残念だけど、今日はそうならなかった。クルマのフィーリングは予選でどんどんよくなっていた。明日も難しいレースになるだろうけど、ベストを尽くすつもりだ」
5番手:ロマン・グロージャン (ハース)
「素晴らしい一日だった。FP3から予選までに行った変更にとても満足しているし、クルマの感触を取り戻すことができた。予選での挙動だけでなく、僕たちにはQ2でソフトタイヤを投入して実行する勇気があった。Q3では1ラップ勝負だったし、僕はそれが大好きだ。雨が来るのはわかっていたし、全てをまとめなければならなかった。そのフィーリングは好きだね。素晴らしいラップができた。常に振り返ってしまうものだけど、僕はキミ(ライコネン)からわずか0.2秒差だった。僕たちは素晴らしいスポットからレースをスタートする。ソフトでのスタートは、スーパーソフトと比べて大きなアドバンテージだ。特に明日は気温が高くなるからね。ベストを尽くするつもりだどの位置で終えられるか見てみよう」
6番手:ブレンドン・ハートレー (トロロッソ・ホンダ)
「最高の予選結果を出せてとてもうれしい。このシーズン、チームと共に苦労した事も多く、普段あまり感情的にならないんだけど、そんな想いがあり予選を走り始めた時からなぜかとてもエモーショナルになってしまった。今日はすべてが思ったように運び、僕自身もベストなパフォーマンスが必要な時に出せたのではないかと思う。予選は天候が安定せず難しいセッションではあったけど、コースに出るタイミングなどチームの作戦がうまくハマったと思う。ホンダのファンの皆さん、日本のファンの皆さんの目の前で6番手グリッドという今季最高位のポジションを獲得することができて、最高にうれしい。明日の決勝ではポイントを獲得したいと思っているけど、今この瞬間は素直に今日の結果を喜びたいと思う」
7番手:ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ)
「チームとして、今シーズン最高の予選結果になった。6番手と7番手をこの鈴鹿でホンダと一緒に獲得できたことは、今シーズンどの結果よりもチームにとってうれしいことだ。今季最高のグリッド順位となり、それをこの日本GPで成し遂げたことは特別な意味を持っている。鈴鹿はオーバーテイクが難しいサーキットなので、明日の決勝はスタートがとても重要になると思う。ブレンドンも僕もこのレースウイークのマシンにはいい手応えを感じているので、決勝は周りのマシンといい争いができるようにプッシュしていくだけだ。明日の決勝はハードな戦いになりそうだけど、まず5番手にいるグロージャンをスタートで追い抜けるようないいスタート切りたい。今シーズンはチャンスがあるときは確実にそれを逃さず結果を残してきているので、明日の決勝もまた集中して、最高の結果を残せるようにがんばりたい」
8番手:エステバン・オコン (フォースインディア)
「8番手は悪くないけど、今日はポテンシャルを最大限に発揮できなかったので満足はしていない。路面が乾いて改善し続けていると感じたので、数周分の燃料を積むというのが僕たちのQ3へのアプローチだった。実際、Q3のスタートから路面はすでにかなり乾いていたし、そこがトラックのベストだったけど、僕たちは重い燃料を積んでいた。そのあと、2回目の走行をスタートすることには雨が強くなっていた。他チームは僕たちよりもうまく判断していた。このようなウェットセッションでは何が起こるかわからない。だから、僕たちにはもっと多くのポテンシャルがあると思ってるし、レースで強いことはわかっている。明日何が起こるか見てみよう」
9番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「Q3の初めにインターミディエイトで出て行って大丈夫かと聞かれてイエスと答えた。もちろん、間違った判断だったし、後から言うのは簡単なことだ。でも、逆になっていたかもしれない。もっと雨が降ると考えたけど、最終的に降らなかった。5分前に雨が降っていたら、違った結果になっていたかもしれない。でも、タイミングという点で僕たちのセッションではなかったし、これまでも何度か似たような状況を経験している。僕たちはチームなので、結果は一緒に受け止める。明日はまた別の日だ。下位からスタートするので簡単ではないけど、不可能ではない」
10番手:セルジオ・ペレス (フォースインディア)
「力強い週末の後、このような形で終えってしまいがっかしている。残念ながら、予選は望んだようには行かなかった。天候によって運転がかなりチャレンジングになったし、トリッキーな一日だった。ターン7にあまりに速いスピードでアプローチしてしまい、そのセクションでは風がかなり強かったので、スピンオフしてしまった。このような予選になってしまい残念だ。明日のレースではできるだけ多くのポジションを取り戻せるようにベストを尽くす」
関連:2018年 F1日本GP 公式予選 | ダイジェスト動画
カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1日本GP
ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン、鈴鹿では2年連続、今シーズン8回目、通算80回目のポールポジションを獲得した。2番手にもバルテリ・ボッタスが続いて、メルセデスがフロントローを獲得。メルセデスのフロントロー独占は今季6度目。
3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、4番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。フェラーリは、Q3序盤のドライの状態でインターミディエイトで出ていくという失敗を犯し、後半に雨が強まったことでアタックできず、セバスチャン・ベッテルが9番手で予選を終えた。
トロロッソ・ホンダは2台揃ってQ3進出を果たし、ブレンドン・ハートレーが6番手、ピエール・ガスリーが7番手。鈴鹿で2台揃ってQ3に進出するのは、2015年にホンダがF1復帰して以来初めてとなる。
1番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「セッションの始まりはOKだったけど、ガレージの外を見ると雨がパラパラ降っていて、湿度がとても高かった。他のマシンがスピンするのが見えた。トラックが乾いていくのか濡れていくのかを知るのはとても難しかった。もちろん僕たちはウエットでプラクティスをしていなかったが、Q3はウェットになりそうに見えた。僕たちは誰かが最初にトラックに出ていくのをガレージの中で待っていた。今日の僕たちはチームとして正しい判断を下したと思う。2回目のアタックをすることができなかったので、最後はやや盛り上がりに欠けた。今日、チームはタイミングという点で素晴らしい仕事をしたし、ミスを犯さなかった。予選ではいつも大きなプレッシャーがかかるけど、全員が冷静で落ち着いていたし、チームとして一丸となって仕事をした。このチームと一緒に本当に素晴らしい旅をしているし、80回目のポールポジションが終わりにだとは思っていない。でも、これはマイルストーンだし、とても誇りに思ってる。このチームと過ごした過去6年間は素晴らしかった。全員を誇りに思うし、僕が自分の能力を発揮できるように全員が頑張ってくれていることに感謝している」
2番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「まず最初にルイスにおめでとうと言いたい。80回目のポールポジションは凄い数字だし、大きな尊敬に値する。今日のクルマは週末中と同じようにとても速かったし、予選で走るのは楽しかった。FP3ではかなり苦しんだ。クルマに全く安定感がなかったし、自信を見つけるのに苦労した。予選では良くなったし、Q2までにかなり良いと感じていた。Q3では1ラップにすべてが懸かっていたけど、セクター2と3で少しミスをしまった。でも、楽しかった。チームの全員が、今日僕たちが達成したこと、このクルマ、今日のチームの仕事ぶりを本当に誇りに思うべきだ。すべての判断が正しかったし、全員が冷静だった。外から見るとあわただしいセッションに見えたかもしれないけど、チーム内ではすべてが落ち着いていた。計画に沿って、正しい判断を下していたし、最終的にこの結果を生み出した」
3番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「今日は、チームとしてトラック内外でミスがなかった。Q3ではセットアップとコンディションを最適化できたし、明日は本当に良いグリッドポジションからスタートすることになった。Q3の初めに、すぐにインターミディエイトからスリックに交換したことが決め手だった。そのおかげでフェラーリよりも先にトラックに出て力強いラップタイムを記録することができた。昨日と比較してクルマのフィーリングとパフォーマンスにははるかに満足している。スタッフが一晩頑張ってくれたおかげで、よい予選セッションになった。メルセデスは、レースになれば僕たちがチャレンジするには速すぎると思うけど、良いスタートを切ればどうなるかわからない。セバスチャンがすぐに追い上げてくるだろうし、どこかの時点で守らなければならなくなるかもしれない。もちろんポジションを守るために全力を尽くすつもりだ。ベストな戦略を実行することに集中する必要があるし、表彰台でフィニッシュできることを願っている」
4番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「複雑なコンディションでのトリッキーな予選だった。Q3では、雨がもっと早く降ると考えたので、インターミディエイトタイヤで走ることにした。残念ながら、雨は降らなかったので、タイミングが少しずれてしまった。スーパーソフトに交換したけど、ターン14で濡れた縁石に触れて、少し膨んでしまい、タイムをロスした。もちろん、4番手は理想的ではないけど、ミスにもかかわらず、少なくともラップをまとめることはできた。3番手は容易に可能だったはずだ。残念だけど、今日はそうならなかった。クルマのフィーリングは予選でどんどんよくなっていた。明日も難しいレースになるだろうけど、ベストを尽くすつもりだ」
5番手:ロマン・グロージャン (ハース)
「素晴らしい一日だった。FP3から予選までに行った変更にとても満足しているし、クルマの感触を取り戻すことができた。予選での挙動だけでなく、僕たちにはQ2でソフトタイヤを投入して実行する勇気があった。Q3では1ラップ勝負だったし、僕はそれが大好きだ。雨が来るのはわかっていたし、全てをまとめなければならなかった。そのフィーリングは好きだね。素晴らしいラップができた。常に振り返ってしまうものだけど、僕はキミ(ライコネン)からわずか0.2秒差だった。僕たちは素晴らしいスポットからレースをスタートする。ソフトでのスタートは、スーパーソフトと比べて大きなアドバンテージだ。特に明日は気温が高くなるからね。ベストを尽くするつもりだどの位置で終えられるか見てみよう」
6番手:ブレンドン・ハートレー (トロロッソ・ホンダ)
「最高の予選結果を出せてとてもうれしい。このシーズン、チームと共に苦労した事も多く、普段あまり感情的にならないんだけど、そんな想いがあり予選を走り始めた時からなぜかとてもエモーショナルになってしまった。今日はすべてが思ったように運び、僕自身もベストなパフォーマンスが必要な時に出せたのではないかと思う。予選は天候が安定せず難しいセッションではあったけど、コースに出るタイミングなどチームの作戦がうまくハマったと思う。ホンダのファンの皆さん、日本のファンの皆さんの目の前で6番手グリッドという今季最高位のポジションを獲得することができて、最高にうれしい。明日の決勝ではポイントを獲得したいと思っているけど、今この瞬間は素直に今日の結果を喜びたいと思う」
7番手:ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ)
「チームとして、今シーズン最高の予選結果になった。6番手と7番手をこの鈴鹿でホンダと一緒に獲得できたことは、今シーズンどの結果よりもチームにとってうれしいことだ。今季最高のグリッド順位となり、それをこの日本GPで成し遂げたことは特別な意味を持っている。鈴鹿はオーバーテイクが難しいサーキットなので、明日の決勝はスタートがとても重要になると思う。ブレンドンも僕もこのレースウイークのマシンにはいい手応えを感じているので、決勝は周りのマシンといい争いができるようにプッシュしていくだけだ。明日の決勝はハードな戦いになりそうだけど、まず5番手にいるグロージャンをスタートで追い抜けるようないいスタート切りたい。今シーズンはチャンスがあるときは確実にそれを逃さず結果を残してきているので、明日の決勝もまた集中して、最高の結果を残せるようにがんばりたい」
8番手:エステバン・オコン (フォースインディア)
「8番手は悪くないけど、今日はポテンシャルを最大限に発揮できなかったので満足はしていない。路面が乾いて改善し続けていると感じたので、数周分の燃料を積むというのが僕たちのQ3へのアプローチだった。実際、Q3のスタートから路面はすでにかなり乾いていたし、そこがトラックのベストだったけど、僕たちは重い燃料を積んでいた。そのあと、2回目の走行をスタートすることには雨が強くなっていた。他チームは僕たちよりもうまく判断していた。このようなウェットセッションでは何が起こるかわからない。だから、僕たちにはもっと多くのポテンシャルがあると思ってるし、レースで強いことはわかっている。明日何が起こるか見てみよう」
9番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「Q3の初めにインターミディエイトで出て行って大丈夫かと聞かれてイエスと答えた。もちろん、間違った判断だったし、後から言うのは簡単なことだ。でも、逆になっていたかもしれない。もっと雨が降ると考えたけど、最終的に降らなかった。5分前に雨が降っていたら、違った結果になっていたかもしれない。でも、タイミングという点で僕たちのセッションではなかったし、これまでも何度か似たような状況を経験している。僕たちはチームなので、結果は一緒に受け止める。明日はまた別の日だ。下位からスタートするので簡単ではないけど、不可能ではない」
10番手:セルジオ・ペレス (フォースインディア)
「力強い週末の後、このような形で終えってしまいがっかしている。残念ながら、予選は望んだようには行かなかった。天候によって運転がかなりチャレンジングになったし、トリッキーな一日だった。ターン7にあまりに速いスピードでアプローチしてしまい、そのセクションでは風がかなり強かったので、スピンオフしてしまった。このような予選になってしまい残念だ。明日のレースではできるだけ多くのポジションを取り戻せるようにベストを尽くす」
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