F1 カナダGP 決勝

FORMULA 1 GRAND PRIX DU CANADA 2015

優勝:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「モントリオールは大好きだ! またここで勝てて本当に最高だ。ここは2007年に僕が初勝利を挙げた場所だ。チームは素晴らしい仕事をしてくれたし、みんなに心から感謝したい。過去2戦もペースは良かったので、ほっとしたとは言わない。自分とチームのためにまた勝てて嬉しい。それだけだ。ピットストップの後はなかなかの接戦だった。ニコは僕のトウを使えたので、燃料をあまり使わずに済んだと思う。なので、僕はギャップを管理しながら少しセーブを心がけないといけなかった。毎ラップ、目標のタイムを達成していった。何回かロックアップしてしまったけど、幸いそれほど酷いものではなかったし、大きな問題にはならなかったので自信はあった。チームのみんなを代表して、この勝利は先週亡くなった僕のエンジニアのボノ(ピーター・ボニントン)のお父さんに捧げたい。辛い時なのに、ボノはこの週末ずっと素晴らしい仕事をしてくれた。だから、これは彼のためのものだ」

2位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「タイヤもブレーキも燃料もギリギリでタフなレースだった。僕の問題はルイスの後ろでブレーキが冷えることだった。フレッシュな空気のためには違うラインを取らなければならなかった。最後の10周はペースを上げて、それまでセーブしていたエレクトロニックハイブリッドパワーを使ってアタックを開始した。でも、トリッキーだったのは、チームメイトのエンジニアはこっちの行動を知っているので、彼にペースアップを指示できることだ。彼も僕の真似をして行動できるのえ、サプライズアタックを仕掛けるチャンスはなかった。それがちょっと残念だ。でも、仕方ない。僕は予選で負けた。そこでもっと良い仕事をして、スペインのようにパーフェクトな週末にしなければならない。前に進んでオーストリアに期待しよう。去年勝った場所だし、とても良い思い出がある」

3位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「今日は全てをしっかりと最大化できたし、チームとして本当に嬉しい。3位になるチャンスはあったし、それを掴むことができた。レース中盤に戦略を変更するチャンスがあり、2ストップではなく、1ストップで行くことにした。リスクがあることのはわかっていたけど、チームはやるべきことをわかっていたし、うまくやれたと思う。後ろからの脅威はほとんどなかったので、少しのリスクなら行けると思ったし、自分たちが成し遂げたことを誇りに思っている。今日はハードに戦えたし、表彰台を記録できた。トップ3に復帰できて本当に嬉しい。アップデートの投入もあるので、今後のグランプリはもっと良くなると思っている。次のレースが待ち切れない」

4位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「今日の結果は理想的ではない。最終的な結果以上のことを期待していた。スタートはとても良かったけど、その後、1コーナーでメルセデス勢を追い抜けるだけのスピードがなかった。タイヤはそれなりに問題なく機能していたけど、こういうタイプのサーキットでは燃料セーブがかなり大きな役割を持つし、それによって今日のスピードが制限されてしまったのは間違いない。スピンは昨年とまったく一緒だ。この週末を通してずっと何の問題もなかったのに、どういうわけか、今日は2回のアウトラップともスロットルに変な感じがあってコントロールできなかった。とても不運なことだ。そのあとはリカバーしようと頑張ったけど、ウィリアムズとは戦略が違うことがわかった。全体としてはとても良い週末だったと思うし、特定のエリアに関しては間違いなく改善している。でも、当然この結果は僕が今朝予想していたものではない。懸命に取り組み続けて、改善し続けていきたい」

5位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「エンターテイニングなレースだったし、うまくリカバリーできたけど、これ以上できることはあまりなかった。序盤の自分の走りには満足していない。かなりアグレッシブに行こうとしたけど、ギャップを見つけられなかった。クレイジーな走りがしたかったのにスペースがなかった。我慢しなければならなかったのが悔しい。こういうときは運が良ければ、レース中に全体で6〜8秒くらいは稼げるはずだ。でも、そうはならなかったし、後で取り戻すしかなかった。ペースは良かった。クルマには満足していたし、特に終盤はどんどん速くなっていった。最初のピットストップでタイムロスしたけど、自分のせいかどうかはわからない。クルマのリアが何かおかしかった。でも、クルーはこれまで最高の仕事をしてくれているし、たまに遅いことがあっても責めることはできない。ヒュルケンベルグへの動きに関しては、外側の僕の方が前にいた。彼はブレーキングが遅すぎたし、コーナーを回れなかったんだと思う。今日はベストを尽くたし、5位で満足しているけど、ちょっとだけ残念だ。ここの表彰台はとても素晴らしいし、ペナルティがなければチャンスはあったと思う」

6位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「昨日のチャレンジングな予選の後、このレース展開には満足している。ポイントも獲得できた。15番手スタートだったので、忙しいレースになるのはわかっていた。何度も素晴らしいオーバーテイクができたし、クルマはとてもペースが一貫していた。1ストップレースを成功させて、最後までスーパーソフトタイヤでペースを維持できたのはとても良かったと思う。今日のクルマだったら表彰台を争えたけど、チームにとってはとてもポジティブな週末だったし、クルマにはアップグレードが予定されているので、次の数レースでも競争力はあるはずだ」

7位:パストール・マルドナド (ロータス)
「やっとポイントを獲れたよ! 本当に良いペースがあるし、ポイント獲得したここからは素晴らしいシーズンになる可能性が十分にあると思う。良いレースだった。ニコ・ヒュルケンベルグの前に出るために僕たちは早めにピットインしなければならなかったし、それがレース後半をかなりトリッキーなものにした。それで後半はあまり守れなかった。2台ともポイントを獲得できてチームにとっては良かったと満足している。この調子で続けよう」

8位:ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「ここで4ポイントを獲得できて本当に嬉しい。本当にポジティブなニュースだよ。あまり波乱のないレースだったし、僕はセバスチャン(ベッテル)とのバトルを除けば、ほとんどの時間を一人で走っていた。後から考えれば、セブに対してあんなにハードに防御すべきではなかったかもしれないけど、僕はレーサーだし、戦わずしてポジションを諦めるなんてしたくない。彼はアウトサイドのラインを取っていて、僕はインサイドだった。汚れている場所でブレーキングをかけた。来ているのは見えていたけど、彼は僕に行き場を残してくれなかったし、接触を避けようと思って必死にブレーキングし続けたら、リアを失ってスピンしてしまった。幸い、続けることができたし、それほどタイムを失わなかった。全体的にポジティブな週末だったと思う。VJM08から優れたパフォーマンスを見い出せたし、チームもさらにスピードを引き出そうと必死にプッシュしている。ここ数戦は良い走りができている。チェコ(ペレス)はモナコで、僕は今日ポイントを記録した。これは僕たちが良い進歩を遂げていることを示している。チャンピオンシップの5位に近づいているし、シーズン後半はとても面白くなりそうだ」

9位:ダニール・クビアト (レッドブル)
「メルセデスパワーのマシンの方が僕たちより明らかなアドバンテージを持っていたので、タフなレースだった。でも、彼らのうち2台は後ろに抑えることができた。それが僕たちにできる精一杯だった。2ポイントを獲得することが今日のベストだった。チームは良い仕事をしてくれた。でも、僕たちにはパワーユニットを含め、多くのエリアでの改善が必要だ」

10位:ロマン・グロージャン (ロータス)
「2台ともポイント圏内に入れて良かった。残念ながら、クルマは予選の時ほど感触が良くなかったけど、それでもプッシュすることはできた。ここはトラフィックが難しいし、ブルーフラッグが出ていても何度か邪魔された。マノーのことはパスしたと思っていたけど、すぐにそうではなかったことがわかった。完全に僕の責任だし、謝りたい。ドライバーとして学ぶことはなくならない」

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