F1ドライバー ボイコット
F1ドライバーは、イギリスGPで発生したタイヤバースト問題がきちんと対処されなければ、F1ドイツGPをボイコットすることも辞さないとの姿勢をみせている。

F1イギリスGPでは、複数のドライバーがタイヤバーストに苦しみ、ピレリは即座に調査を開始している。

2009年のハンガリーGPの予選で重傷を負った経験のあるフェリペ・マッサは、きちんとした解決策がとられなければ、F1ドイツGPの決勝レースをボイコットする可能性も除外していない。

「多くの問題を作り出したくはないので、ドライバーがボイコットするとは言いたくはないけど、それが安全性のために僕たちがやれることだ」とフェリペ・マッサはコメント。

タイヤバーストのもう一人の犠牲者であるセルジオ・ペレスは、ドライバーは命を賭けてレースをしており、安全性を保証されることが必要だと述べた。

「このようなことが再び起こって、僕たちの誰かが死ぬようなことあってはならない」

マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、ドライバーのボイコットを除外することはできないと警告する。

「その危険(ボイコット)はあると思う。確かにそうだ」とマーティン・ウィットマーシュは Sky Sports にコメント。

「ドライバーとチームが安全にやれると確信できないのであれば、それを訴えなければならないだろう」

「それは我々がF1に望んでいることではない。以前にもそのような問題に直面した。インディアナポリスがそうだったし、あれはスポーツにとって酷いことだった」

2005年のF1アメリカGPでは、ミシュランのラバーに問題が発生したが解決策が採られず、ブリヂストンを装着する6台だけがレースをするという出来事があった。

「我々は一丸となって取り組まなければならない。指を指している時間ではない。一緒いに働き、解決策を見つけ、それに取り掛かる時間だ」

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーとマーティン・ウィットマーシュは、F1ドイツGPのために2012年タイヤに戻すことを提案している。また、タイヤの設計に大幅な変更を加えるには、今月末のハンガリーGPまでかかるかもしれない。

間に合わせの解決策は、義務的なタイヤ圧を強いることかもしれないが、それは管理するのは難しく、競争面でのアドバンテージも問題となってくる。

「このようなタイヤを保つのであれば、安全問題が生じるだろう」とジェンソン・バトンはコメント。

「何も悪いことが起こらなかったのは運が良かった」

「5つのタイヤがバーストとした。デブリなのかタイヤ故障なのかはどうでもいい。結果は同じだし、危険も同じだ。問題があるのは明らかだ。それを走らせるつもりはない」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ドイツGP / FIA(国際自動車連盟) / ピレリ