コルトン・ハータが認めた「奇妙なキャリアパス」 F1を目指しF2参戦を決断
コルトン・ハータは、F1参戦という目標に向けて歩みを進める中で、自身の選択を「奇妙なキャリアパスだ」と認めている。もともとは望んでいなかった道だが、時間をかけた熟考と父の助言を経て、その決断に至った。

現在25歳のハータは、インディカーで7シーズンを戦い、通算9勝、11回の表彰台、そして2024年シーズンにはランキング2位を獲得した実績を持つ。

そんな中で彼は昨年、F1を目指すことを公表した。FIAスーパーライセンスに必要なポイントを獲得するため、今季はFIAフォーミュラ2選手権に参戦し、ハイテックからドライブする予定だ。同時に、新設されたキャデラックF1チームのテストドライバーも務める。

ハータは、この決断に対する周囲の反応について前向きなものだったと語る。

「チーム側、マネジメント側、F2のオーナー側、みんな本当にポジティブで、歓迎してくれた」と、彼はニューヨーク・タイムズに語った。「僕自身も結果を出したいし、彼らも僕にうまくやってほしいと思ってくれている。あとは時間がどうなるかだ。

これは奇妙なキャリアパスだと思うし、それは否定しない。とても珍しいことだ。多くの人が興味を持って見ていると思う。でも僕の中では、F1に行きたいという気持ちははっきりしている。これがそのための最善のチャンスだと考えている」

当初は否定的だったF2参戦
ハータは、F2参戦という案が最初に持ち上がったとき、ほとんど取り合わなかったことを認めている。

「最初にその話が出たときは、『いや、僕はプロのレーシングドライバーだ』という感じだった。25歳でジュニアカテゴリーに行くなんて考えられなかった」

しかし、CARTやインディカーで勝利経験を持ち、インディ500を自身のチームで2度制した父ブライアン・ハータと話し合う中で、考えは変わっていった。

「父と話しながら、『どんなメリットがあるんだろう? なぜ彼らは僕にこれをやらせたいんだろう?』と考えた。スケジュールを見たりもしたし、移行としてはとても助けになると感じた」

コルトン・ハータ F1

ヨーロッパ経験と新たな挑戦
ハータは、2015年から2016年にかけてヨーロッパでレースをしていた経験がある。MSAフォーミュラ、ユーロフォーミュラ・オープン、スペインF3、イギリスF3に参戦し、いずれもカーリンから走っていた。

「『多くのサーキットを走ったことはあるけど、それは10年前だし、コースも変わっている』と思った。しかも、ピレリタイヤを走らせたことは一度もない。あれはかなり難しいと聞いていたからね。

でも、ポジティブな面を整理して話し合っていくうちに、決断はだんだん簡単になっていった」

評価よりも、自分の意思を優先
この挑戦に対する周囲の評価について、ハータ自身は気にしていないという。

「このキャリアパスについて、人がどう思うか、ポジティブかネガティブかはあまり気にしていない。それは単純に、これが僕自身がやりたいことだからだ。F1に行きたい。そのための最善のチャンスが今ここにある。だから戦うしかない。この決断は、その覚悟を示しているんだ」

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カテゴリー: F1 / コルトン・ハータ / FIA F2 / キャデラックF1チーム