シャルル・ルクレール F1ベルギーGP2位「最後まで勝利を信じていた」

バーチャル・セーフティカー(VSC)を生かして一時トップに立ったものの、残り10周でキミ・アントネッリに逆転を許し、イギリスGPに続く連勝には届かなかった。
予選4番手からスタートしたルクレールは、オープニングラップでジョージ・ラッセルをかわして3番手へ浮上。その後、マックス・フェルスタッペンも攻略し、レース中盤には勝利を狙える位置まで順位を上げた。
VSCを味方につけて一時トップへ
フェラーリはレース中盤にVSCが導入されると、好機を逃さずルクレールをピットへ呼び込んだ。タイムロスを最小限に抑えたことで、ルクレールはアントネッリの前でコースへ復帰し、ベルギーGPの首位に立った。
ルクレールは、VSCのタイミングに助けられたことを認めながらも、フェラーリのレースペースには十分な競争力があったと振り返った。
「最後まで勝利を信じていた。もちろん、僕たちにとって適切なタイミングでVSCが出たことで少し運にも恵まれた。でも、ペースは比較的強かった」
しかし、タイヤとマシンを効果的に管理したアントネッリが終盤に接近。ルクレールは残り10周で首位を明け渡し、その後は追随できず2位でチェッカーを受けた。

ハードタイヤでフロントに苦戦
ルクレールによれば、勝負を分けた要因のひとつはハードタイヤ装着後のフロントアクスルの挙動だった。数周にわたってフロントのグリップを引き出せず、その間にアントネッリとの差を詰められた。
「ハードタイヤでは5周か6周ほどフロントアクスルに苦しんだ。その後は少し戻ってきて、マシンの感触も良くなった」
フェラーリはベルギーGPに大規模なアップデートを投入しなかったが、ルクレールはマシンの方向性には前進を感じている。一方で、シーズンを通してメルセデスに挑むためには、まだ改善すべき部分が残されていると強調した。
「まだ取り組むべきことはある。でも、間違いなく一歩前進だ」
ランキング争いでも差を縮める
チームメイトのルイス・ハミルトンとの接触でラッセルがリタイアしたため、ルクレールはドライバーズランキングでも上位との差を縮めた。ベルギーGP終了時点でラッセルとの差は28ポイント、ランキング上位につけるハミルトンとの差は33ポイントとなった。
シルバーストンでの優勝に続き、スパでも2位を獲得したルクレール。連勝こそ逃したものの、異なる特性を持つ2つのサーキットで勝利争いに加わったことは、フェラーリの競争力が着実に改善していることを示す結果となった。
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