シャルル・ルクレール VSCでF1メキシコGP2位死守「マックス、ハハハハ!」

レースは4ワイドのターン1突入という激しい幕開けだった。ルクレールは一時トップに立つも、コースオフ後にランド・ノリスへポジションを返上。その後は2番手を維持しながら、終盤にはフェルスタッペンの猛プッシュを受ける展開となった。
フェルスタッペンはソフトタイヤで着実に差を詰め、残り2周でDRS圏内に迫る。しかし、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.がコース脇にマシンを止めたことでVSCが導入。解除されたのは最終ラップの半ばで、フェルスタッペンに攻撃のチャンスは残されなかった。ルクレールはラジオで笑いながら「マックス、マックス、ハハハハ!」と余裕の反応を見せた。
ルクレールは最終的に2位でフィニッシュし、2戦連続の表彰台を獲得。チームメイトのルイス・ハミルトンは、フェルスタッペンとの接触後にコース外走行で10秒ペナルティを受けた。
CHARLES LAUGHING AT MAX ABT THE DOUBLE YELLOW
— CL16__FanpageFr ?? (@Cl16__FanpageFr) October 26, 2025
Charles : « Max. Max, hahahahahah. »#F1 #MexicoGP
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ルクレール「VSCがなければ抜かれていたと思う」
レース後、ルクレールはスカイスポーツF1のインタビューで、終盤は「タイヤが完全に終わっていた」と明かし、VSCに救われたと語った。
「この週末はとても満足している。オースティンでもポジティブな結果を出せたけど、今回また表彰台に戻れたのは本当にうれしい。素晴らしい雰囲気の中で再びこの表彰台に立てた」
「終盤のVSCは正直ありがたかった。タイヤは完全に終わっていたし、マックスがソフトでどんどん迫ってくるのが見えていた。厳しい戦いだったけど、VSCが最後に僕を救ってくれたんだ」

フェラーリの強みと限界が明確に
フェラーリはノリスの独走を許しつつも、ルクレールが堅実に2位を守りきったことで、マシンの安定したレースペースを示した。一方で、ミディアムタイヤでの後半スティントではデグラデーションが顕著で、マクラーレンやレッドブルとの持久力差が浮き彫りとなった。
今回のルクレールの表彰台は、フェラーリが2025年終盤戦で確実に競争力を維持している証でもあり、タイトル争いの行方を左右する要素となりそうだ。
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