2023年 F1カナダGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント
2023年F1第9戦カナダGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

レースはポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンが一度もリードを譲ることなく優勝。今季6勝目、通算41勝目を挙げて、アイルトン・セナの勝利数に並んだ。また、レッドブル・レーシングにとっては通算100勝目の記念すべき勝利となった。

優勝:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「カナダで勝ててとてもうれしい。しかし単純で簡単なレースだったわけではなく、タイヤをうまく発動させて適切な温度にすることがとても難しかった。レッドブル・レーシングとして100回目の勝利となり、チームにとって記念すべきレースになった。ここからは200回目の勝利に向けて頑張る。カートに乗っていた幼い頃からF1ドライバーになることが夢だった。その頃はまさかアイルトン・セナと並ぶ数の勝利を挙げることができるとは想像もしていなかったので、とても誇りに思う。これからも止まることなく、さらに勝利を重ねていきたいと思う」

2位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「今日はアストンマーティンにとって素晴らしい結果であり、チームにとってまた新たに表彰台を獲得することができた。これまでで最も競争力のあるレースだったと思うし、マシンのアップグレードがうまく機能している。スタートでルイス(ハミルトン)にポジションを奪われましたけど、いいペースがあり、接戦の末に2位に取り戻すことができた。終盤はルイスがプッシュしてきたので、予選のような展開になったけど、ミスをしないように彼を抑えなければならなかった。オーストリアではマックス(フェルスタッペン)にもっとプレッシャーをかけたいね」

3位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「素晴らしい週末だった。この一貫性を保ち、ここで再び表彰台に立つことができたのは素晴らしいことだ。他の2人のワールドチャンピオンと表彰台に上ることができたのもとても光栄なことだ。今日は、もっと上を目指すにはペースが足りなかった。特に低速コーナーで苦戦するので、このサーキットが僕たちにとって最強のサーキットではないことは分かっていた。パフォーマンスと効率を高めるために、まだまだやるべきことはたくさんある。でも、僕たちは少しずつ、前に行く人たちとの差を縮めている。ずれはそこに到達できると信じているし、正しい方向に進んでいる」

4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「金曜日にクルマに乗った時のフィーリングの良さを裏付けるソリッドなレースだった。フリーエアで走行できるようセーフティカーフェーズ中はステイアウトした。それが僕たちにとって鍵になると分かっていたし、僕たちの戦略が正しいことが証明された。スタートした場所を考えれば、今日は4位以上の成績を収めることはできなかったと思う。このトラックは非常に珍しいトラックであることを忘れてはならないし、オーストリアでこのポジティブなステップを再確認するためにプッシュし続けたい」

5位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「今日はポジティブなレースだった。継続的にプッシュして、厳しい予選から挽回することができた。正しい戦略を立て、特にミディアムタイヤで強力なペースを得ることができた。クルマのフィーリングも良く、もう少しプッシュすることができたし、第1スティントもかなり伸ばせたので、満足している。正しい方向に前進しているので、このまま良い仕事を続けていく必要がある」

6位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「今日はあまりペースが上げられず、少し戸惑った。最初はハードタイヤの感触がよかったけど、セーフティカーが入ってからグリップが戻らず、ミディアムタイヤではペースをつかむことができなかった。このレースは特にペースがよくなかったので、時間をかけて原因を見つけなくてはならないと思う。自信もあったし自分が何をできるかも分かっていたけど、今日は僕たちのレースではなかったようだ。今はチャンピオンシップの順位よりも、ペースを感じられない自分のパフォーマンスの不調を心配している。プレッシャーがないわけではないし、うまくいかない時期ではあるけど、僕はパフォーマンスを発揮するためにここにいるので、今後のレースで必ず改善をしていかなければならない。チームにとっては100勝目を果たすことができ、嬉しい週末になった。マックス(フェルスタッペン)は今日だけではなく、シーズンを通してもすばらしい功績を挙げてくれた」

7位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「非常に力強い週末だった。マシンがアップグレードされたので、何よりもまずチームに感謝しなければならない。サーキットは僕たちに合っていたと思うし、良いステップを踏めたと思う。このアップグレードの準備のためにファクトリーで行われた作業は途方もないもので、みんなが懸命に働いてくれた。新しいPUも装着したので、この週末はすべてを投入した。昨日は素晴らしい予選ができたし、今日のレースも素晴らしかった。これらのポイントを獲得し、チャンピオンシップで9位に浮上できたことは素晴らしいことだし、チームに感謝の気持ちを伝え、全員がしてきたことすべてに対してこのようなご褒美を得ることができるのは素晴らしいことだ」

8位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「またポイント圏内でレースを終えたことには満足できると思うけど、おそらく今日のモントリオールは、自分たちのチャンスを最大限に生かすことができなかったと思う。クルマもペースは強かったけど、ストレートで速かったウィリアムズのアレックス(・アルボン)を抜くには十分ではなかった。どうすれば改善できるか、どうすれば日曜日のチャンスをつかめるか、チームとしてすべてを見直していく。予選のペースは良かったので、それを維持しなければならない。バルテリ(ボッタス)やランド(ノリス)とのバトルはとても楽しかった! 全体として、チャレンジングな週末を終えて、学ぶべきことはたくさんある。2週間後のオーストリアをすでに楽しみにしている」"

9位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日の午後に2ポイントを獲得できたのは、良いリカバリードライブだった。セーフティカーは不運だった。導入される1周前にピットインしたことで、周りのクルマがそのチャンスを得る中、我々は安価なストップを逃すことになった。その時点では、ダメージを最小限にとどめ、チームのために数ポイントを獲得することに集中しなければならなかった。AMR23のフィーリングは強く、パフォーマンスも良かった。最終ラップでは、フィニッシュライン直前でバルテリ(ボッタス)をオーバーテイクすることができたし、楽しかった。ポジションを奪ったときにグランドスタンドから聞こえてきた歓声は最高だった。今週末も応援してくれたファンのみんなにありがとうと言いたい」

10位:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
「今日のレースには満足している。レース中に4つのポジションを上げらし、特にトップ10フィニッシュを週末を通じての主な目標だったので、それが達成できたときはいつだって良い日だ。9位になれたかもしれないけど、レース終盤にタイヤが消耗し始め、ランス(・ストロール)にフィニッシュラインで抜かれた。それでも、今日はしっかりとしたレースを展開できたと言っても差し支えないと思うし、戦略も良かった。モナコ以降、僕たちはそれなりの進歩と遂げているし、それはヒンウィルにいるチームの努力のたまものだ。今日は1ポイントしか持ち帰れなかったけど、これはご褒美であり、さらに上を目指すためのモチベーションアップになる。これからは、この方向で仕事を続け、土曜日のパフォーマンスを向上させることに集中することが重要だ。まだ前進すべきステップがいくつかある。僕たちは全員でそれを達成できると確信している」

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カテゴリー: F1 / F1カナダGP / F1ドライバー