キャデラックF1、初参戦で異例の左右非対称 黒×白リバリーを披露
キャデラックF1は、NFLスーパーボウルの試合中に放映されたコマーシャル枠を通じて、2026年F1シーズンを戦うレースリバリーを正式に発表した。F1参戦初年度を迎える新チームは、アメリカ国内で最大級の注目を集める舞台を選び、その存在を強く印象づけた。

このCMには、1962年にライス大学で行われたジョン・F・ケネディ大統領の有名な演説が使用された。

「10年以内に人類を月に送る」と宣言した歴史的スピーチを重ねることで、キャデラックのF1参戦が“国家的挑戦”になぞらえられる構成となっていた。

CMのラストで披露されたのが、左右非対称の新リバリーだ。マシンの片側はホワイトを基調とし、反対側はブラックを主体とする大胆なデザインで、F1グリッドでも異彩を放つ仕上がりとなっている。キャデラックは、このリバリーを2026年シーズンを通して使用する予定で、間近に控えたバーレーンでのプレシーズンテストでも同仕様が採用される見込みだ。

キャデラックF1は、2026年に11番目のチームとしてF1に新規参戦する。新たなテクニカルレギュレーションが導入される年にグリッドが拡大する形となり、シリーズ全体にとっても大きな節目となる。ドライバーには、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスという経験豊富な2人を起用し、初年度から安定した体制で臨む構えだ。

チームはすでに先月、暫定リバリーを施したマシンで走行テストを開始していた。その際は、大きなキャデラックのロゴとともに、F1参戦を支えたスタッフの名前が車体に記されていたが、今回のスーパーボウルで公開されたリバリーが正式仕様となる。

マシンの設計と製造は現在イギリス・シルバーストンで行われているが、今後数年をかけて、インディアナ州フィッシャーズへと活動拠点を移していく計画も進められている。パワーユニットについては、最初の3シーズンはフェラーリエンジンを使用し、2029年以降はGMと親会社TWGがアメリカ国内で独自開発したパワーユニットを投入する方針だ。

2026年F1シーズンの開幕戦は、3月8日にオーストラリア・メルボルンで開催される。左右で異なる色をまとうキャデラックF1のマシンが、初めてグランプリのスタートを切る瞬間に注目が集まっている。

キャデラック F1

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カテゴリー: F1 / キャデラックF1チーム / F1マシン