2021年 F1イギリスGP スプリント予選:トップ10 ドライバーコメント
2021年 F1世界選手権 第10戦 F1イギリスGPのスプリント予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

F1史上初のスプリント予選はマックス・フェルスタッペンが制し、ポールポジションを獲得た。シルバーストンでは、9年連続でメルセデスのポールポジション獲得が続いていたが、レッドブル・ホンダが2011年以来のPP獲得を果たし、連続記録にストップをかけた。

1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「今日はとても楽しいセッションだった。3ポイントを獲得できたことはもちろんうれしいし、レースの結果によってポールポジションも獲得できたというのはおかしな気分だけど、もらえるものはもらっておくよ! このコースは追い抜きが難しいけど、いいスタートが決まり、1周目はルイス(ハミルトン/メルセデス)といい戦いができた。そこからは自分たちのペースで進めようとしたけど、結果的にはお互い最後までハードにプッシュすることになった。その辺りは、タイヤにブリスターが出てうまくマネージしなければならなかったことからも、見て取れるかと思う。燃料搭載が少ない状態でレースをスタートすると、高速コーナーでもマシンをハードにプッシュすることができるので、一周ごとにタイヤに負担がかかっていくけど、その点は全員が同じ条件だったと思う。明日のレースに向けてマシンのセッティングを変更することはできないけど、今日の結果から僕らとメルセデスは僅差であることも分かった。僕らはコーナーではとても速いけど、彼らはストレートが速いので、とてもエキサイティングなバトルになるはずだ。チームはここまで新フォーマットのレースウイークをうまくこなせている。また、ファンの皆さんにも感謝している。みんながイギリス人ドライバーを応援するために集まっていることは分かっているけど、応援してくれる姿を見るのは最高の気分だ。僕は明日ルイスや他のみんなといいバトルをしたいと思うし、それがファンを楽しませることになるはずだ」

2位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「スタートでは温度のクラッチポジションに関してできる限りのことをやったけど、それでも発進時にホイールスピンに苦しんだし、何が起こったのは深く掘り下げて理解していきたい。新しいものにトライするのはF1にとって素晴らしいことだったと思うし、僕にとって1周目の後はあまりエキサイティングなレースではなかったけど、今日から学べることがあったのは間違いない。今シーズンはマシンの特定のエレメントとの戦いだったけど、昨日のパフォーマンスレベルを得るために僕たちは本当に良い仕事をした。バルテリも素晴らしい仕事をしたし、僕たちは間違いなく近づいている。レッドブルはコース上でついていくのが本当に難しいし、昨日の好調さは少し下がっているように感じているけど、ポジティブなものを見つけるためにそれを好転させて、明日のレースは戦うつもりだ」

3位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「ソフトタイヤを選択したので、スタートで小さなアドバンテージがあるかもしれないと考えていたけど、最初の数コーナーでまったく順位を上げることができなかった。そこからはタイヤを殺さないことが重要だった。ソフトはミディアムよりもはるかに敏感だからね。ブリスターが出来ていたけど、うまくマネージできたし、違ったことを試したことには満足している。今日もレースができてうれしい。もちろん、明日ほど意味はないけど、ファンが楽しんでくれたことを願っている。個人的にはスプリントよりも予選の方が好みだけどね。明日はオープンなレースになるし、タイヤコンウンドを自由に選択できるのはクールだ。物事を面白くする様々な戦略が見られるだろう」

4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日はスプリント予選を本当に楽しんだ。17周を全開でドライブするのは僕たちが慣れてきたものとは違って、とても楽しかった。大きな違いはタイヤをセーブせずに走れることだ。リスクを冒すことはなかったけど、ポジションを上げる良いチャンスがあれば、それを掴んでいただろう。僕の見解ではちょっと孤独なレースだったけど、あまり引き離されることなく前のマシンノペースについてくことができたのは良い点だ。全体的にここまでの週末のフォーマットは気に入っている。毎日楽しむための特別な何かを与えてくれるし、特に金曜日の予選は通常の週末よりも多くのことを得ることができると思う。僕たちにとっても、ファンにとっても、物事がよりエキサイティングになっていると思う。ミディアムタイヤでの走行はかなり代表的なものだった。燃料レベルはレースとは同じではないにしろ、バランスの良いイメージを与えてくれた。今夜分析して、明日にむけて学ぶことができるデータはたくさんある」

5位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「初スプリント予選は楽しかった! 今日、僕たちは期待できるすべてを達成できたと思う。レッドブル勢の1台の前に出ることはできた。僕たちよりも速いマシンだったけど、スタートから1周目までになんとか打ち負かすことができたし、前半は楽しかった。最後はクリーンエアで静かなフィニッシュだった。今は他チームと比較して僕たちがどの位置にいるかよく読むことができていると思うし、明日何をする日露があるか分かっている。ファンが新しいフォーマットを楽しんで、週末に違った何かをもたらしてくれたことを願っている。明日も同じくらい楽しめることを期待しよう」

6位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
「と手も楽しかった! あっという間に終わってしまったけど、アロンソが良いスタートを切ったことで、僕たちのレースが少しエキサイティングになったし、楽しかった! 最初の10周は忙しかったし、クールだったと思う。ファンも気に入ってくれるといいね。周りの様子は分からなかったけど、順位が少し変わることを願っている。ポジションを上げることができたし、今日スタートしたよりも良い位置で明日はスタートできるので、明日はもっと多くの戦いができることを楽しみにしている」

7位:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
「今日は僕たちにとって良いセッションだったし、とても楽しかった。ソフトタイヤでスタートするという選択は正しかったと思うし、明日のレースをスタートするためにより良いポジションを得ることができた。スタートは良かったし、最初の数コーナーで11番手から5番手までかなりのポジションを駆け上がることができた。その後、マクラーレンにいくつかポジションを取り戻されたけど、最後は7位に留まった。フォーマットは正しかったと思うけど、いくつか小さな改善ができると思う。明日のレースでもこの勢いを維持したい」

8位:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
「ここまではこの珍しい週末のフォーマットを楽しんでいる。昨日の午後に激しい瞬間が今日のどちらの方向にも進む可能性があるスプリントに繋がるのは面白かった。僕たちにとってはうまくいったし、他が順位を落とすなかで、明日のレースにむけていくつか順位を上げることができた。フェルナンド(アロンソ)が1周目にソフトタイヤでスタートしてたくさん順位を上げた。彼は終盤のラップでもっと苦労するだろうと思っていた。彼に近づいていたけど、オーバーテイクを仕掛けることができなかった。この結果(8位)によって明日はそれなりのスターティングポジションにいるけど、戦略オプションによって非常に異なるレースになるだろう」

9位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「全体的に面白いレースだった。17周にわたってタイヤを活かしておくのは予想以上に大変だった。エステバン(オコン)を抑えるのはとても難しかった。アルピーヌはソフトタイヤでもとても速かったけど、僕たちはコース上で9位でフィニッシュした。ウィリアムズとトップ10内で終えるのは初めてだ。でも、ペナルティを科されたのはとても残念だ。厳しい決定だと感じている。それでも僕たちは明日ポイントを争う素晴らしいポジションにいる。今日は本当に強力なレースができた。長いレースになるし、タイヤマネジメントが鍵を握るだろう。結果に最も重要な要素になると思う。どうなるか見てみよう!」

10位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「明日のレースのために3つ順位を上げることができたので今日のスプリント予選にはかなり満足している。明日のレースをトップ10内からスタートする。それは昨日僕たちがいるだったと感じていた場所なので、ポジティブだ。ソフトでスタートしたのはチームの良い判断だったし、かなり素早くラインを離れていくつか順位を上げることができた。週末にいくつかの不確実性だけでなく、アクションとダイネミズムが加わって楽しかった。明日もタイヤを自由に選択できるので、戦略の蓋はあいたままだし、やれることにはある程度の柔軟性がある。再びレースをする準備はできているし、ファンのためにまた良いショーができることを願っている」

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カテゴリー: F1 / F1イギリスGP / F1ドライバー