ブリヂストン F1ハンガリーGP
ブリヂストンが、F1ドイツGPの展望を語った。

2010年F1世界選手権第12戦ハンガリーGPは、7月30日〜8月1日にハンガロリンク・サーキットで開催される。コース幅が狭く、コーナーが多いこのサーキットで、ブリヂストンはミディアムとスーパーソフトコンパウンドを使用する。

前戦ドイツGPではドライタイヤの中で一番硬いハードと一番柔らかいスーパーソフトの組み合わせを使用したが、ハンガリーGPでは従来どおりの1段階間をあけたアロケーションに戻る。ミディアムとスーパーソフトの組み合わせは、今シーズンのバーレーン、モナコ、カナダでも登場している。

全長4.381kmのハンガロリンクは常設サーキットだが、そのレイアウトはストリートコースのようだ。特にレースウィークエンド序盤の走行開始直後は路面が滑りやすい。

安川ひろし (ブリヂストンモータースポーツ推進室長)
「ハンガロリンクは、私たちがF1参戦を開始した1997年に当社タイヤを装着したアロウズのデーモン・ヒル選手が優勝目前まで行ったという、ブリヂストンにとってモータースポーツに関わる数多くの良い思い出があるサーキットです。今日のハンガリーはブリヂストンにとって興味深いマーケットになっています。タタバーニャには、生産工程の完全自動化を実現した革新的タイヤ生産システム「BIRD」(Bridgestone Innovative & Rational Development)を導入した工場があります。このシステムは、当社の革新的なテクノロジーの推進と、全てにおいて卓越を目指す当社の情熱を示すものです」

浜島裕英 (ブリヂストンMS・MCタイヤ開発本部フェロー)
「ハンガロリンクは、F1開催地の中で最も全長の短いサーキットですが、とてもチャレンジングなコースです。他のサーキットほど使用頻度が高くないため、1回目のセッション時点では路面がかなり汚れています。そのため走行開始前後は、路面状況についていろいろ話し合いが行われると予想しています。また金曜日にはグレイニングが発生すると考えています。例年は気温、路面温度ともかなり上昇しますが、路面はとても滑らかで横Gもそれほど大きくありません。タイヤマネジメントをきちんと行うことができれば、深刻なオーバーヒートのトラブルは起きないと考えています。最終コーナーでは大きなトラクションを引き出すことが重要になります。それによって次の短いストレートでトップスピードに乗ることができるからです。ストレートから続く第1コーナーはこのサーキット一番のオーバーテイク・ポイントです。ハンガロリンクは私たちがF1参戦を開始したシーズンにブリヂストン装着車が優勝目前までいったサーキットです。私たちにとって最後となるハンガロリンクで良いレースが見られるよう願っています」



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カテゴリー: F1 / ブリヂストン / F1ハンガリーGP