F1モナコGP アクティブエアロ禁止の抜け穴を突いた“小型ウイング”登場

FIAがモンテカルロ市街地コースにストレートモードゾーンを設定しなかったことで、今季初めてアクティブエアロが使用されない週末となり、メルセデスやレッドブルなどはリアウイング周辺に目を引く小型ウイングを追加した。
ストレートモード用アクチュエーターを空力部品に転用
モナコGPではアクティブエアロが使われないため、一部チームはストレートモード用のリアウイング・アクチュエーター部分を、小型ウイングレットに置き換えた。
メルセデスとレッドブルはその代表例で、リアウイング上部に設けられたアクチュエーターハウジングの合法領域を活用し、ダウンフォースを得るための空力処理を施している。
FIAの技術規則では、ボディワークはリアウイング上部に設定された定義済みの合法ボックス内に収まる必要がある。この領域は、かつてDRS用に使用されていたアクチュエーターハウジングのために設けられている。

モナコではドラッグよりダウンフォースが優先
モナコは低速コーナーが多く、タイトでテクニカルな市街地コースであるため、各チームは最大級のリアウイング構成を使用する傾向がある。
ストレートが短いため、ドラッグの増加による不利はモンツァのような高速サーキットほど大きくない。そのため、効率よりもダウンフォースを優先する判断が成り立つ。
マクラーレンも同様の解決策を用意しているように見える一方、フェラーリは少なくとも現時点ではこの領域を活用していないようだ。
キャデラックはアクチュエーター部分を完全に取り外すアプローチを採り、レーシングブルズもアクチュエーターハウジングに変更を加えている。

アクティブエアロとは何か
ストレートモードは2026年F1レギュレーションの一部として導入され、2011年から2025年まで使用されていたDRSを実質的に置き換えるものだ。
作動時にはフロントウイングとリアウイングが動き、ドラッグを減らして最高速を高める。リアウイングのDRS風スロットギャップとフロントウイングのフラップ要素は、専用のストレートモードゾーン内でのみ作動できる。
モナコGPは今季初めて、ストレートモードゾーンが一切設定されないレースとなる。各チームはその制限を逆手に取り、わずかな利益を求めて合法領域の使い方を最大化している。
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カテゴリー: F1 / F1モナコGP
