ブリヂストン F1 イタリアGP
ブリヂストンが、2009年のF1第13戦 イタリアGPの展望をタイヤサプライヤーの立場から語った。

第13戦イタリアGPがミラノ北部に位置する高速のモンツァ・サーキットで開催される(9月11日〜13日)。このコースでは、ミディアムタイヤとソフトタイヤを使用する。

8月末のベルギーGPで今シーズン初めてミディアムタイヤとソフトタイヤを組み合わせて使用したが、イタリアGPでも同じ組み合わせになる。

安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
「イタリアは自動車レースの伝統をもつ素晴らしい国です。また、ブリヂストンはローマ近郊に大型の工場、販売事務所、技術センターとプルービング・グラウンドを有しているので、私たちにも関わりの深い国であり、イタリアでGP2タイヤも製造しています。ブリヂストンのプルービング・グラウンドは最先端技術を駆使した施設で、ここでF1用タイヤのテストを実施するのと同じ厳格な基準で一般車用タイヤのテストも行っています。実際に、元F1ドライバーが私たちのテストドライバーとして開発に携わっています。彼から得られるフィードバックはとても重要で、私たちがより良い製品を作る後押しをしてくれています」

浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
――モンツァの課題は何か?
「モンツァは長い高速ストレートがあるので、タイヤ回転数は1秒あたり最高50回転に達し、タイヤを通じて大きな力がかかります。つまり、長いストレートの空冷効果があるにもかかわらず、タイヤはかなり熱くなるということです。ピットストレート出口にはハードブレーキング・ゾーンがあるため、ドライバーはここでブレーキをロックさせないように気をつけなければなりません。モンツァではマシンのダウンフォースを低く設定するため、相対的にメカニカルグリップへの依存率が高くなります」

――タイヤのパフォーマンスで主に考慮すべき点は何か?
「スパで経験したように、ミディアムコンパウンドとソフトコンパウンドの組み合わせは興味深い結果を引き出す可能性があります。ミディアムコンパウンドは機能範囲の温度設定が高めのタイヤの中で一番ソフトなタイヤで、ソフトコンパウンドは機能範囲の温度設定が低めのタイヤの中で一番ハードなタイヤです。つまり、それぞれのコンパウンドの特徴が違っていても、総合的なパフォーマンスは似通ったものになる可能性があるということです。スパでは、それぞれのタイヤが、個々のマシンの特徴、セットアップ、ドライバーの嗜好に適合していたので、おそらくモンツァでも同じような状況になるでしょう。しかし、モンツァはタイヤにとってはより厳しいサーキットなので、タイヤ管理を上手に行うことの重要性は高くなるでしょう」



浜島裕英のF1 イタリアGP 解説
こここそKERSを使いこなすチームが強いのではないでしょうか。ただ、心配なのはKERSで充電する時のブレーキバランス。後輪だけで充電するから、エンジンブレーキだけの時以上にヘビーになる。リヤタイヤは傷んでいることもあるから、グリップが足りずにジェネレーター(発電機)を回せず、リヤがロックする可能性があります。

つまり、グリップがある状態でブレーキバランスを設定してあると、リヤタイヤが傷んだ時にはKERSの抵抗分でブレーキロックする可能性が出てくるということです。

だからブレーキバランスを、より前にもっていかないといけない。KERSとブレーキをどう組み合わせるかが難しいでしょうね。

コーナーとしてはターン1とパラボリカが難しいです。

開催日程:2009年 F1 イタリアGP

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カテゴリー: F1 / ブリヂストン