2021年 F1ベルギーGP 予選:トップ10 ドライバーコメント
2021年 F1世界選手権 第12戦 F1ベルギーGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「このホームグランプリでポールポジションを獲れてとてもうれしい。簡単ではなかった。ラップをまとめるのが大変で、正しいタイミングと適切なラインを探りながら、どのくらいのスピードでコーナーに進入すべきかを判断した。長い赤旗中断の後だったので、難しかった。また、タイヤの熱入れも重要で、このような長いコースではラップタイムに2~3秒の影響が出る」

「明日のスタートはドライなのかウエットなのか分からない。もしウエットでも先頭からのスタートのため、視界がクリアになるので気にしてはいないけど、クリーンでいいスタートを切れればと思う。ランド(ノリス)は大きな衝撃を受けていると思うので、彼が無事で、大きなケガがなければと思う。仲のいい友達だし、明日彼がレースに出場できることを願っている」

2位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「素晴らしい気分だし、フロントローからスタートするなんてまったく想像していなかったよ! チームは正しいタイミングで僕をコースに出すために素晴らしい仕事をした。ドライビングもひとつのことだけど、周りのすべてが正しい必要があるし、このような瞬間ではしばしばそれが重要になる。みんなのためにとてもうれしく思う。本当にチーム努力だし、彼らは素晴らしい仕事をした。ハンガリーで僕たちは素晴らしい結果を手にしたし、僕たちのハードワークが成果を挙げ始め、人々がそれを認識し始めているように感じる。最後の走りが良いラップだということは分かっていた。かなりトリッキーだったけど、僕たちは毎週Q3にいられるわけではないし、全力で立ち向かって、走るという余裕があった。FP3の1周目から本当にフィーリングがよかったし、僕たちは重要なときにすべてをまとめることができた。それは並外れたことだ。この感覚こそがF1のすべてだ。もう予選は終わったし、レースは明日だ。良いエースをする必要がある」

3位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「全員にとってとても難しい一日だったし、とにかくポジティブなままで、集中して、落ち着きを保とうとしていた。マックスは強力なラップを入れたし、見事な仕事をした。ジョージも素晴らしい仕事をした。僕に関しては、1回目のラップは本当に良かったけど、走行の間のスローラップでタイヤの温度を少し失ってしまったし、最後のラップではやり残しがあったと思う。経験して、学ぶものだし、今日は全力を尽くした。でも、明日前進することを楽しみにしている。天気が良く、ドライの一日になることを願っている。ファンにとってもその方が素晴らしいだろうし、ウイングレベルで全員がどの位置にいるかを見るのも面白いと思う。直線スピードとダウンフォースとの正しいバランスを見つけようとした。今日のためにはベストではなかったかもしれないけど、明日になればそれがどれくらい良いかが正確に分かる。それでも、できる限りのことをするつもりだ」

4位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
「まずはランドがすぐにクルマから降りるのを見ることができてうれしかった。彼が明日のレースに出場できると聞いてとてもうれしい。それ以外では本当にトリッキーな予選セッションだった。天候は定期的に変化していて、コンディションを判断して正しいタイヤ選択をするのは困難だった。でも、僕たちは素晴らしい仕事をしたと思うし、4番手に本当に満足している。マクラーレンとのベストスタートだ。明日天候がどうなるか、どんなことが可能かは誰にも分からないけど、それなりのポイントを獲得できることを期待しているし、表彰台もあるかもしれない」

5位:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
「今日、最も重要なことはランド(ノリス)がクラッシュの後で無事だったことだ。多くのデブリが見えたし、コースオフするにはいい場所とは言えなかったので、彼が大丈夫か確認するためにストップした。僕たちサイドとしては、明日の5番グリッドは満足できる結果だと思う。マシンがどんどん決まってきていたし、ラップに満足だった。最後のラップまでね。すでに良いラップタイムを出していたし、もっと引き出したかったので、少しハードにプッシュしたけど、ターン8で膨らんでタイムを失ってしまった。それを避けられたら、フィールドの前にいるドライバーたちと勝負できていたと思う。予報によると明日も似たような天気になりそうだね」

6位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「面白い予選となり、このコンディションでのドライビングを楽しんだ。コース上で何が起きるか予想がつかない中で、マシンの持つ限界まで攻める必要があった。6番手に入り、再び素晴らしい予選結果となったし、明日のレースでもいい位置につけられたと思う。今日は厳しい展開だったけど、ランド(ノリス)が自力でマシンを降りて無事な様子が見られてよかった。明日の天候がどうなるかは分からないけど、レースウイークを通じて変化しやすくなっているので、明日の朝カーテンを開けてどうなったのかを見てみるつもりだ」

7位:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
「今日はマシンの調子もよく、もっとペースがあったと思うので、結果については悔しく思っている。常に変わり続ける天候の下での予選は難しかったし、最後のアタックが最も大切だったのけど、タイムアップを果たすことができなかった。結果は残念だけど、明日も天候が不安定であらゆることが起きうると思うので、チャンスはたくさんあると思っている。チームがいい仕事をしているし、明日のレースでトラブルを避けることができれば、いい結果に向けて戦うことができるだろう。ランド(ノリス)がマシンから自分で降りてこられたことはよかったし、問題ないことを願っている。金曜のドライバーズミーティングではオー・ルージュに対する懸念を上げていたし、来年は対策を打ってほしいと感じている。明日のレースで今日のようなコンディションになった場合、あのようなブライングスポットでのコンタクトは避けたいし、間違いなく対策が打たれたくてはいけない箇所だと思う」

8位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「間違いなく挑戦だった。もちろん、もっと良い結果を望んでいた。セッション全体は問題なかったと思うし、トップ3に入るチャンスはあったと思うけど、最後のアテンプトの前のスローラップでトラフィックの間に出てしまった。それによって、バックオフして、タイヤの温度を失ってしまった。最後のラップのかなり最初の方がからタイヤがロックしていた。温度が足りず、マシンの感触は極めて不安定な状態だった。もちろん、グリッドペナルティによって、明日は簡単には行かないだろうけど、懸命に戦うつもりだ。ウェットなら多くのチャンスがあるし、ドライなら僕たちには競争力のあるマシンがある。大きな挑戦になるだろうけど、僕たちが目にしてきたように何が起こるか分からない」

9位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「今日は簡単な予選ではなかったけど、明日にむけてトップ10に入ったことをうれしく思う。昨日はドライでクルマのフィーリングがとても良かったで、明日は雨が降らないことを願っているよ! 今日のウエットコンディション、特にインターミディエイトでは、それほど快適ではなかった。さらに改善できるようにするために理解しないといけないことがいくつかある。Q2の最後になんとか良いラップができて、Q3に進めたのが重要だった。全体的には、チャレンジングなセッションだったけど、僕たちはレースにむけて準備を進めている。事故の後でランドが無事で良かった。それが今日最も重要なことだ」

10位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「まず何より、僕はうまくやっているけど、もっとうまくやれたね! 少し痣ができていると思う。もちろん、かなり大きな衝撃だったし、体が少し振り回された、でも、僕は元気だ。明日レースをする準備はできているし、思ったとおりに終わられなかったので、もうトラックに戻りたいと思っている。すべてがかなりうまくいっていた。 Q1の1周目からは物事が完璧に進んでいたし、クルマは決まっていた。マシンに自信を持っていた。Q3で走行はトリッキーだった。アウトラップでもかなりのハイドロプレーニング現象が起きていたので、どれだけ濡れているかを話していたくらいだ。入りにくい状況だった。どれくらいプッシュしたかったか? どれくらいプッシュしていなかった? その時点で天候に対して少しプッシュしすぎていたのと、オー・ルージュの真ん中で少しハイドロプレーニングが起こったことの組み合わせだったお思う。もちろん、あまりいい終わり方ではない。順調だったので気分が悪い。ポールポジションを争うこともできたと思う。でも、今はチームがやらなければならないことがたくさんある。明日どこからスタートするかを確認して、できるだけ多くのポイントを目指したいと思う。最後に、今日のマーシャルとメディカルスタッフの全員のヘルムーとハードワークに心から感謝している」

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カテゴリー: F1 / F1ベルギーGP / F1ドライバー