2023年 F1アゼルバイジャンGP 予選:トップ10 ドライバーコメント
2023年 第4戦 F1アゼルバイジャンGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

スプリントが実施されるアゼルバイジャンGPでは、日曜日のグリッドを決める予選が金曜日に行われ、シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)が、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)に0.188秒差をつけて、チームと自身にとって今季初ポールポジションを獲得。

角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は、今季初のQ3進出を果たして8番グリッドを獲得した。

1番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「ポールポジションに返り咲くことができたのは、本当にうれしい。この結果は予想していなかった。チームはセッションを完璧に管理し、僕は自分のラップにとても満足している。スプリントとレースでは、ライバルたちに比べて少し後手に回ることが予想されるけど、全力を尽くして、明日のシュートアウトのためにマシンに戻るのを楽しみにしている」

2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「このサーキットで限界を攻めるのは簡単ではなく、タイヤを適切なウインドウに持ち込むのも難しい。今日の僕たちは極めてクリーンに予選を進めて上手く進歩できた。全体的には満足できる。もちろん、ポールは獲りたかったけれど、もっと大局的に見ることが重要だ。今週末のシャルル(ルクレール)はとても強力に見えるけれど、バクーでの彼はいつも強い。コースの特徴はフェラーリに適している部分もあれば、僕たちにより適している部分もあるから、大騒ぎすることはない。マシンのセットアップには満足しているし、明日を楽しみにしている。僕たちが向上できる部分や、もっと上手くできる部分を確認できれば良いね。このサーキットではかなり簡単にミスを犯してしまうので、明日はトラブルなしでセッションを進めていく必要がある。僕たちはレースに強いマシンを手にしているし、明日と日曜日にポイントを獲得できるチャンスがあるので、そこに集中していく」

3番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「Q1がスタートしたときから非常に緊張感のある予選だったので、ファーストラップを上手くまとめることが重要だった。何度か赤旗中断になったけれど、僕たちは同じタイヤセットを使い続けることにしていたのでQ1は普段よりもストレスフルだった。Q3でのファイナルラップは理想的ではなかったので、これについては残念だけど、日曜日に強力な状態になっていることが重要だ。今週末はマシンに対してかなり自信を感じている。明日が楽しみだ。スプリント・シュートアウトではもう少しラップタイムを縮めて、よりクリーンなラップを手に入れたい。今日のシャルルは素晴らしい仕事をやってのけた。新しいフォーマットが導入され、さらに舗装が変わったおかげで、今週はすでにチャレンジングになっている。3週間の中断期間を終えた直後の予選だったしね。チームのエンジニアやメカニックたちが高いレベルで働いてくれている様子を確認できて本当に嬉しい」

4番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「今日はとてもトリッキーな一日だった。フリープラクティスの最初から、クルマに自信が持てなかったし、このフォーマットでは、セッティングを変更したり試したりする時間がない。予選も混乱していて、Q1では2セットのニュータイヤを使い、Q3には1セットしか残せなかった。全体的にリズムが良くなかったのが悪かった。日曜日は4位から挽回し、今夜はマシンのフィーリングを改善することに集中する。シャルルの素晴らしいラップとチームのポールポジション獲得に祝福を送りたい」

5番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「僕たちは、できる限りの努力をし、全力を尽くしている。このコースでリズムに乗り、すべてを出し切るのは簡単なことではあない。Q2では、苦戦した。ペースはもっとあったけど、最後の1周がうまくいかなかった。Q3での最初の走りは、とてもいいラップだったんだけどね。フェラーリ(サインツ)の前に出るためには、もう少しだけタイムを稼ぐ必要があった。今は、クルマに手を加えることはできないので、これが僕たちのペースだ。今夜は少し勉強して、明日はもう少しパフォーマンスを上げられるようにしたい。もちろん、チームとしてこの順位で予選を通過することは僕たちが望んでいるポジションではない。それでも5位というのは、日曜日のスタート地点としてはいいポジションだ。明日はもっといいバトルができることを願っている」

6番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「今日はDRSの問題で少しパフォーマンスを落としてしまったので、日曜日の6番手グリッドには満足している。長い週末になるけど、この新しいフォーマットにはチャンスがたくさんあるので、明日のスプリントでは順位を上げていい結果を出したい。多くのチームと接戦になっているので、残りの週末はもっと安定した走りができるよう努力しなければならない。明日も朝から車に乗り込み、予選に臨むことができるのはとてもエキサイティングだ」

7番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「まずまずの予選だった。Q3に2台が入ったのは素晴らしいことだ。もう少し結果を出せたかもしれないし、もう少しポジションを上げることができたと思う。Q3ではうまくいかなかった。出たいときに出られなかったことでトウを逃してしまった。ちょっと残念な結果になってしまったけど、それ以外はチームもよくやってくれた。こことファクトリーでアップグレードを提供してくれたすべてのチームに感謝している。まだ最適化が必要だけど、ここまでのところポジティブだ。日曜日に向けて良いポジションにいるので、明日はもう少し良い結果を出したい」

8番手:角田裕毅(アルファタウリ)
「最初に、チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれたと思います。僕たちの弱点は直線でのスピードでしたが、ビスターの全員がハードワークをして競争力が得られるアップグレードを用意してくれました。その結果には満足していますし、今後に向けて気持ちが高まっています。ニック(デ・フリース)はFP1が強力でしたので、予選が上手くいかなかったのは残念ですが、何事もなくて良かったです。僕自身の予選については、マシンのパフォーマンスを最大限引き出せたので満足していますし、シーズン最初の8番グリッドが獲得できたので安堵しています。正しい方向へ進めていますし、ポイントが獲得できる可能性もあるので、パフォーマンスをさらに引き出せるように仕事を続けて、スプリントと決勝でポイントを持ち帰りたいと思います」

9番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日は接戦だった。クルマのフィーリングは良く、ハードにプッシュする自信もあったので、このようなサーキットでは大きなメリットとなる。残念ながら、セッション中、断続的にDRSの問題が発生し、Q3ではピットストレートで完全にDRSを失ってしまった。そのせいでかなりのタイムをロスしてしまったえkど、明日の走行までにこの問題を解決するためにベストを尽くすつもりだ。今日は新しいフォーマットを楽しんだ。予選に直行するのはエキサイティングだし、よりもっと面白い金曜日になった。明日の朝一番に、事前に走行をせずにもう一度すべてをやり直すのは大変なことだと思うけど、楽しみにしている」

10番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「日曜のグランプリのための予選で10位になったことにはかなり満足している。僕たち2人がQ3に進出できたのは素晴らしいことだ。今日は少し調子が悪くて、すべてのコーナーを最大限に活用するのに苦労したので、それでもQ3に進出できたのはいい結果だと思う。8番手に本当に近かったし、9番手のストロールと僅差だったのはちょっと悔しいけど、それ以外は満足のいくセッションだった。新しいパーツを準備するために懸命に働いてくれたチームには、心から感謝している。これからは、午前中に行われる別の予選セッションに集中し、さらに多くのアクションを行うつもりだ」

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カテゴリー: F1 / F1アゼルバイジャンGP / F1ドライバー