2024年 F1オーストリアGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想
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ピレリは、レッドブルリンクにC3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)というレンジで最も軟らかいコンパウンドをノミネートしている。決勝がドライな場合、2種類のコンパンドを使うことが義務付けられる。
ピレリは、最速の戦略はミディアム‐ハード‐ミディアと繋ぐ2ストップと予想。セーフティカーが導入された場合には、予選専用とも言えるソフトの出番も出てくるかもしれない。
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マリオ・イゾラ(ピレリ モータースポーツディレクター)
「フェルスタッペンがまたもポールを獲得しました。レッドブル・リンクでの予選で7回連続で最速タイムを記録していることを考えると、特に1周の計測では、ここでは本当に無敵のようだ。今日の路面温度は50℃前後で推移し、対処がさらに困難だったが、少なくともチームはこのコンディションでミディアムタイヤを試す機会を得て、戦略に関する重要な情報を得ることができた。我々の計算によると、C3とC4を混ぜた2回のピットストップが必要になる。もちろん、C3を大量に使い、セットを返却する選択をしたチームは、ミディアムタイヤをより好むだろうが、他チームはより柔軟に対応できるでだろう。1ストップは、タイヤの摩耗ではなく、デグラデーションとペースの観点から現実的な選択ではない。ただし、レース後半にセーフティカーが出動したり、デグラデーションが予想よりも大きかったりする場合は、3ストップが機能する可能性がある。この場合、C5も重要な要素ではないが、考慮に入れることができるだろう」
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