スクーデリア・アルファタウリCEO 2024年もシーズン途中のF1ドライバー交代を除外せず
セルジオ・ペレスのレッドブルF1チームでの将来は、2024年までの契約にもかかわらず、今年も疑問視されている。パドックでは噂が絶えない。姉妹チームのスクーデリア・アルファタウリのCEOがsport.deのインタビューでコメントした。

今シーズンのF1では、レッドブルドライバーのセルジオ・ペレスに対する批判が後を絶たない。このメキシコ人はレース後、常に注目を浴びているが、それは多くの場合、彼自身のミスによるものだ。

しかし、それはチームメイトのマックス・フェルスタッペンが目まいがするほど圧倒的な存在だからでもある。

まさにそれがペレスにとっての問題であるとレッドブルのジュニアチームであるアルファタウリのCEOは信じている。ピーター・バイエルは、 sport.deのインタビューで、それを「圧倒的な力」と呼んでいる。

フェルスタッペンについてバイエルは「他のドライバーには見られない自信がある。また、彼はこのレースに非常に集中している。正直なところ、彼は周りの騒ぎにはまったく興味がない。朝早く来て、一日中仕事をして、家に帰って寝る。レーシングマシン、レーシングマシンだ」

彼の集中力と経験により、フェルスタッペンは現在、とにかく印象的な「エレガンスとパワー」でレッドブルのマシンをドライブしている。

セルジオ・ペレスのようなスタンダードなドライバーにとっては、比較には及ばない。

「このようなトップドライバーにチームの“2番手”がついていくのは非常に難しい。セルジオが現在も世界選手権で2位であることを忘れてはいけない」とバイエルは33歳のセルジオを擁護する。

「つまり、彼は10位や12位にいるわけではない」

全体として、フェルスタッペンとの差はあったものの、ワールドチャンピオンのウイングマンが「素晴らしい仕事」をしているとバイエルは証言した。

「P2で批判できるドライバーがいたら、正直言ってうれしいよ」とバイエルは笑う。しかし、ペレスが最後に表彰台に上がったのは7戦前(イタリアGP)だった。

アルファタウリのベテラン、ダニエル・リカルドは夏に不運なルーキー、ニック・デ・フリースに代わってチームに加入した。チーム代表によればそれ以来膨大な経験でチームを豊かにしてきたが、レッドブルの経験もある。アルファタウリは、姉妹チームが突然リカルドを引き抜かれることをどれほど恐れているのだろうか?

バイエルは率直に語る。「ダニエルが来年も私たちのために走ることが比較的明確な契約を結んでいます。ダニエルと角田裕毅が2024年のドライバーであり、セルジオが来年レッドブルをドライブすることも想定している」

次にパフォーマンス条項だ。「もちろん、それを隠す必要はない。おそらくF1は競技の真髄であり、純粋な定義だ。こう言っておこう。シーズン開幕時のドライバーコンビは、発表された通りダニエル・リカルドと角田裕毅になると100%確信している」

しかし、「夏休みまでに2チームのどちらかに大きなパフォーマンス上の問題が生じた場合、今年のように再び対応するだろうと考えてよいだろう」

これはつまり、ペレスが大きな問題を抱え続けた場合、リカルドが2024年にレッドブルに可能性もゼロではないということだ。

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ