アルファタウリF1、角田裕毅のポイント圏外は「タイヤ勝負では不利だった」

角田裕毅とリアム・ローソンは、同じタイヤ戦略を採り、ソフト-ミディアム-ハードの2ストップを実行。ミディアムとハードの新品は1セットずつしかなく、さらにQ3に進出した角田は、新品のローソンに対し、ユーズドのソフトでのスタートとなった。
その結果、第1スティントではローソンが角田の前に出たが、第2スティントで角田がアンダーカットに成功。しかし、ミディアムで両ドライバーにペースが上がらず、フェルアンド・アロンソとアルピーヌ勢にオーバーテイクされる。彼らは新品のハードを2セット持っていた。
早めにハードに交換しても先行車両に追いつくことはできず、ローソンは11位、角田は12位とポイント圏外に終わった。
「ミディアムとハードを1セットずつしか温存していなかったので、この路面温度ではハードコンパウンドを2本残しているマシンに比べて若干不利になることはわかっていた」とジョディ・エギントンは説明する。
「また、ミディアムタイヤもハードコンパウンドと同じような挙動になると予想していた。タイヤ勝負のレースになることは予想していた」
「2台ともソフトコンパウンドでスタートし、スタート直後のアクシデントを経て、2台とも9番手と10番手につけた」
「ソフトコンパウンドでのスティントは短く、ヒュルケンベルグに反応した。ドライバーたちのインラップが良く、ピットストップも素晴らしかったので、2台とも前に出続けることができた」
「中盤のミディアムコンパウンドのペースが問題だった。デグラデーションが高く、ここでダメージを受けてしまった。他チームは機能させていたので、レース後の作業ではこれがメインになるだろう」
「終盤のハードコンパウンドでのペースは競争力があったが、この段階ですでにアルピーヌの2台には負けており、2台ともポイント圏外という結果に終わった」
「レースでは順位を落としたが、この週末にはポジティブな兆候がいくつかあった。良い予選パフォーマンスと、以前より一歩前進したレースペースが示すように、パッケージは機能している。マシンの開発は続けているし、実力でポイントを獲得できるところまで来ているので、シーズン最後まで戦い続ける」

カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / F1日本GP