アルファタウリF1 「角田裕毅はポイント争いができることを期待している」
スクーデリア・アルファタウリのマシンパフォーマンス責任者を務めるギヨーム・ドゥゾトゥが、2023年F1第14戦オランダGPの予選を振り返った。

アルファタウリにとってオランダGPの激動の週末となった。金曜日のFP2でクラッシュしたダニエル・リカルドが左手を骨折。リザーブドライバーとしてザントフォールトに帯同していたリアム・ローソンが急遽代役としてF1デビューを果たすことが決定した。

チームは、損傷したマシンを修復しながら、ローソンのために調整するという作業を行うことになり、また、ローソンは初めてレースドライバーとしてのセッションをウェットコンディションで迎えることになった。予選でもウェットコンディションは継続し、ローソンは20番手でセッションを終えた。

一方、角田裕毅は順当にQ2に進出したが、セッション終盤に乾いてきた路面とアタックのタイミングがかみ合わずに14番手で終了。さらにルイス・ハミルトン(メルセデス)の走行を妨害したとして17番グリッドに降格となった。

スクーデリア・アルファタウリ F1 オランダGP

「昨日のクラッシュ以来、激しい旅が続いたが、メカニックたちはリアムのために素晴らしい仕事をしてマシンを準備してくれた。フリープラクティス3回目は難しいコンディションだったが、リアムはマシンをコース上にとどめ、一歩ずとペースを上げていった。インターミディエイトタイヤで走るのは初めてだったので、彼にとっては特にトリッキーなコンディションだった」

「予選は再びウェットコンディションとなったが、これは2023年シーズンの安定した特徴になりそうだ。リアムに関しては、マシンを学び、コンディションに適応し続けるために、できるだけ多くの周回をこなすことが重要だった。彼はいい仕事をして、ミスもなくマシンを持ち帰った。彼には間違いなくまだ多くのことが残されており、我々はレースを楽しみにしており、彼がAT04で有用なドライランニングを提供できることを期待している」

「裕毅のほうは、予選はいいスタートで、マージンをもってQ2進出を果たした。路面はどんどん良くなっていったが、残念ながら最後のアタックでQ3に進出することはできなかった。トラフィックが難しかったので、今夜データを分析して、タイヤの準備について何か違うことができたかどうかを確認するつもりだ。戦略シミュレーションも行い、明日の最も可能性の高いシナリオを理解する」

「FP2で行ったロングランではクルマは悪くなかったし、裕毅とポイント争いができるポジションにいることを期待している」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / F1オランダGP